FileMaker API for PHP を実際に利用する
すでに「カスタム Web 公開 with PHP」などの設定は済んでいるとします。その上で、「FileMaker API for PHP」を利用するための準備をしましょう。
「FM_API_for_PHP_Standalone.zip」をコピーする
「FileMaker API for PHP」の実体(ライブラリ)である「FM_API_for_PHP_Standalone.zip」をまずは入手しましょう。公式ドキュメントによれば、以下の場所に保存されています。
●IIS(Windows)の場合:
<ドライブ>:\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Web Publishing\FM_API_for_PHP_Standalone.zip
* <ドライブ>は、FileMaker Server の展開時にWebサーバコンポーネントが配置されたドライブとなります。●Apache(Mac OS)の場合:
/ライブラリ/FileMaker Server/Web Publishing/FM_API_for_PHP_Standalone.zip
この「FM_API_for_PHP_Standalone.zip」を、利用するディレクトリにコピーします。ちなみにこの中のコードは、ここ最近のバージョン内では変更が無いようです。
解凍して配置する
zip ファイルを解凍し、適切な場所に配置しましょう。例えば/opt/fm_api/
で利用するならば、このディレクトリに直接か、あるいはさらに一つディレクトリを作って/opt/fm_api/lib/
などに展開してもいいでしょう。
PHP で require してコードを書く
あとはコードを書くだけです。ライブラリのルートにあるFileMaker.php
をrequire
すれば、全てのクラスやメソッドが使えます。以下はrequire
の例です。
<?php
require_once('./lib/FileMaker.php');