Team Geek――Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか
読んだメモまとめた。半分目次みたいなもの。
はじめに
- 人間は難しい
- 人間は断続的なバグの大きな塊だ
天才プログラマの神話
完成してないものを見られたら、何かいわれるんじゃないかと本当に不安だ。
細かいところまで見られて、馬鹿だと思われないだろうか
- 「早い段階で、高速に、何度も失敗せよ」
- 高速なフィードバックループ
- コードレベル
- プロジェクトループ
- 高速なフィードバックループ
- 車輪の再発明
- バス係数(チーム何人がバスに轢かれたらプロジェクトが破綻するか)
- 「アイデアを胸にしまい込む」問題
- ソフトフェア開発はチームスポーツである。
3本柱(HRT)
- 謙虚(Humility)
- 尊敬(Respect)
- 信頼(Trust)
あらゆる人間関係の衝突は、謙虚・尊敬・信頼の欠如によるものだ。
実践HRT
- エゴをなくす
- 建設的な批判と攻撃的な非難の違い
- 君は君の書いたコードでない
- 相手に対する疑問ではなく自分の疑問として謙虚に聞く
- google社是「失敗は選択肢の一つ」
- 失敗の文章化(postmortem: 何を学んだか、何を変更するか)
素晴らしいチーム文化を作る
ミッション・ステートメント
- 方向性
- スコープの制限
MTGルール
- 必要な人だけを呼ぶ
- アジェンダを作ってMTG前に配布
- MTGのゴールを達成したら時間前でも終了
- MTGを順調に進める
- MTG開始時間を強制的に中断される時間の前に設定する
船にはキャプテンが必要
- 組立ラインの労働者交換とは違い、エンジニアは数ヶ月かけて新しいチームに追いつく
- 伝統的なマネージャーはどうやって仕事を完了されるか考える
- リーダーはなにができるかを考える。
- googleではTL(チームリード)とTLM(テクニカルチームリード)の2つの役割がある
- 管理したくなる衝動を抑える
- サーバンドリーダーシップ(執事や召使いのように奉仕すること)
アンチパターン
- 自分の言いなりになる人を採用する
- パフォーマンスが低い人を無視する
- ソフトフェア開発において人間を扱う部分が一番難しい
- 最も難しいのは期待に応えない人をどうするか
- 「願いは戦略ではない」
- 人間の問題を無視する
- 採用を妥協する
- スティーブ・ジョブズ「Aランクの人はAランクをBランクの人はCランクの人を採用する」
リーダーシップパターン
- エゴをなくす
- チームを信頼する
- 当事者意識と成功(失敗)の説明責任と最終責任を与える
- ミスをした時に謝る
- 禅マスターになる
- 自分の考えを伝えて平静を保つこと
- 質問→彼が自分で問題解決できるように支援する
-
触媒になる
- 合意形成
- 適切な答えを知るよりも、適切な人を知るほうが価値がある
- 安心感を与えてリスクを取れるようにする
-
メンターになる(下記があればよい)
- チームのプロセスとシステムの経験
- 誰かに教える能力
- 相手がどれだけ支援を必要しているかを把握する能力
有害な人に対処する
- 排除するのは有害な人ではなく、有害な振る舞い
- 他人の時間を尊重する
- 短期的なメリットのために文化を妥協する必要はない
- 無能で十分説明されることに悪意を見出すな
- 人を善人と悪人でわけるのは単純
- HRTに対する自分の期待を明確にすること
組織的操作の技法
理想
- 理想的なマネージャー
- 責任の範囲を広げよう
- リスクをとろう
- 大人らしく振る舞おう
- 質問しよう
- マネージャーはエスパーではない
現実
幸せの家庭は同じようなものだが、不幸な家庭にはそれぞれの不幸がある
- 悪いマネージャー
- オフィスの政治家
- 悪い組織
組織を操作する
- 許可を求めるより寛容を求めるほうが簡単
- 道がないなら道を作る
- アイディアはクレジットを考えなければうまくいく
- 悪い習慣はやめることはできない。良い習慣と置き換えなければならない
- 「攻撃的」な仕事と「防御的」な仕事
- 会社の組織の外側に「親切の経済」
- 仕事や会社をやめても講座がゼロにならない
- 安全なポジションまで昇格する
忙しい人にお願いする方法
- 「3つの箇条書きと行動要請」
- 問題を説明する(最大)3つの箇条書き
- 1つだけの行動要請
ユーザーも人間
一般認識を管理する
多くの人は論理と感情を同じくらい使う
ソフトフェアに対する感情的な知覚に配慮しなければならない
ユーザーに集中すれば、他のことはすべてついてくる
- 言っていることを文字通り解釈するのではなく、何を意図しているか理解すること
信頼と喜びを作る
- 感情的に正が積み重なった結果の信頼
- 信頼は大事なリソース。残高に気を配る
- 行動をするときは必ず残高への影響を考えよう
- 短期的な利便性ではなく、長期的なイメージを大切に
- 喜びも大事な感情
ユーザーのことを忘れない
- マーケティング
- ユーザビリティ
- 顧客サービス