JSのWebsocket Wsライブラリで全クライアントではなく、個別の人を指定して送信する方法

WebSocketによるクライアントごとに一意の識別子を割り当てて、その識別子を使って個別のクライアントにメッセージを送信する例を示します。ここでは、クライアントがWebSocketに接続すると、サーバー側でUUIDを生成して、そのUUIDをクライアントに送信しています。クライアントは、サーバーから受け取ったUUIDを使って、そのクライアントにメッセージを送信することができます。

サーバー側のコード（Node.js + wsライブラリを使用する場合）：

const WebSocket = require('ws');
const { v4: uuidv4 } = require('uuid');

const wss = new WebSocket.Server({ port: 8080 });

const clients = new Map();

wss.on('connection', (ws) => {
  const uuid = uuidv4();
  clients.set(uuid, ws);
  ws.send(uuid); // クライアントにUUIDを送信する

  ws.on('message', (message) => {
    // クライアントからのメッセージを受信したときの処理
  });

  ws.on('close', () => {
    clients.delete(uuid);
  });
});

// 特定のクライアントにメッセージを送信する関数
function sendToClient(uuid, message) {
  const ws = clients.get(uuid);
  if (ws) {
    ws.send(message);
  }
}

クライアント側のコード（JavaScript + WebSocket APIを使用する場合）：

const ws = new WebSocket('ws://example.com:8080');

let uuid;

ws.onopen = function() {
  // サーバーからUUIDを受信する
  ws.onmessage = function(event) {
    uuid = event.data;
  };
};

function sendMessageToServer(message) {
  // サーバーにメッセージを送信する
  ws.send(message);
}

function sendMessageToClient(targetUuid, message) {
  // 特定のクライアントにメッセージを送信する
  ws.send(JSON.stringify({
    target: targetUuid,
    message: message
  }));
}

上記の例では、サーバー側でclientsというMapを使って、UUIDとWebSocketインスタンスを紐づけています。また、sendToClient関数を定義して、UUIDを指定してメッセージを送信することができます。クライアント側では、UUIDを受信した後、sendMessageToServer関数でサーバーにメッセージを送信することができます。また、sendMessageToClient関数を使って、特定のクライアントにメッセージを送信することもできます。