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VMware vSphere Hypervisor 6.7のインストール

Last updated at Posted at 2018-08-22

更新 (2024/03)

VMware vSphere Hypervisorの無償版の配布は2024年に終了されました。

リンク:

以下、2018年時点の元の文。


VMware vSphere Hypervisor 6.7をインストールして使います。
だいぶ前にやったのでうろ覚えです。

間違いはいくらでもあると思います、見つけたらコメントかなにかで指摘お願いします。
これを参考にして不利益があっても、なにも責任は負えません。

環境

  • インストール対象マシン
    • CPU: Intel i7 4core
    • メモリ16GB
    • NIC: RTL8111/8168/8411 10EC:8168
  • VMware ESXi 6.7.0 (Build 8169922)
  • 操作環境
    • Windows 10

マシン選定

vSphere Hypervisorの技術仕様にある技術的最小要件は満たす必要がたぶんある。

もっとちゃんとやるには、VMware Compatibility Guideを検索したり、V-Front Online Depotを見たりして、動くかどうかあらかじめ考えておいたほうがいいのかもしれない。

vSphere Hypervisorインストールイメージ生成

vSphere Hypervisorは無償だが、ライセンス取得にはユーザ登録が必要。
なお、vSphere と vSphere with Operations Managementというのがあるが、これは有償。

普通はログイン後、上のリンクからISOをダウンロードして焼いてブートすればいいんだろうが、マシンにRealtek NICしかないと、途中でネットワークアダプタが見つからず、続行不可能になる。(参考失敗例: Realtek NIC利用時のESXi 6.5インストール方法メモ
このため、予めイメージにパッチを当てて、対応するドライバを入れてやる必要がある。

結局のところ、下の記事に従えば良い。
RealtekのNICのドライバーを組み込んだESXi 6.7のカスタムイメージを作成する
このとき、PowerCLIのダウンロードのところでログインが必要となる。
ESXi-Customizer-PSV-Front Online DepotにあるVIBはおそらく非公式のものであることを一応意識。1

vSphere Hypervisorインストール

出来上がった*-customized.isoを適当なものに書き込み、インストール対象マシンでブートする。
CDなんて家にないので、今回は適当なUSBフラッシュメモリを持ってきて、Rufusで書き込んだ。

ブートさせたら、インストーラが起動するので、画面に従ってノリでインストールしていく。
マシンへのログインパスワードを決めるところが一箇所あるので、これをメモしておく。
もし可能なら既存の別OSを潰さずにインストールしたいな~と思いながら画面を進んでいったが、結局そんなオプションは見つからなかった。

インストールが終了したら、USBメモリを抜いて、再起動。

ログイン

操作は、ブラウザからVMware Host Clientにアクセスすることで行える。
その接続先は、起動後にディスプレイにIPアドレスが表示されることから得られる。普通にブラウザを立ち上げてhttpsでアクセスすれば良い。
ログインはユーザ名がroot、パスワードがインストール時に設定したもの。

その後

あとはノリ。

ブラウザだけではできない操作は、SSHでホストに接続して直にいじることになる。つなぐためには、まずブラウザでNavigatorからHostを選択、Actions→Services→Enable Secure Shellと進む。

もしくは、PowerCLIを起動して、

Connect-VIServer [host ip addr]
Start-VMHostService -HostService (Get-VMHostService | Where { $_.Key -eq “TSM-SSH” })

とか実行しておけばいいっぽい。(参考: PowerCLI: Enabling and Disabling SSH on vSphere hosts

VM作って起動したら、その画面がブラウザ上に出てきて操作もできるのには感動するが、まあ結局VMware Remote Consoleを入れてLaunchしたほうが使いやすいとは思う。

補足

ググると、VMware Host Clientと似たような単語として、vSphere ClientやvSphere Web Client, HTML5-based vSphere Client, Embedded Host Clientなどが見つかり大変混乱した。

  • vSphere Client: vSphereとは、上に書いた有償のほうであり、複数Hostを取り扱うようなやつ。だからあまり今回の話には関係ない。
    • vSphere Client for Windows: Windows向けにC#で実装されていたもので、deprecated2
    • vSphere Web Client: FlashベースのWebクライアントであり、deprecated3
    • HTML-5 based vSphere Client: HTML5のクライアントっぽい。ほかはみんなdeprecatedなので、今vSphere Clientといったらこれっぽい4
  • Host Client: 単一vSphere ESXi Hostを取り扱うためのもの。
  1. ESXi-Customizer-PSをものすごくざっと眺めると、基本動作としては、VMware配下にあるxmlを起点としたDepotから(Add-EsxSoftwaredepot)、ベースとなるImageprofile一覧を取得し(Get-EsxImageprofile)、ImageprofileにVIBファイルを加え(Add-EsxSoftwaredepot)、最後にISOファイルをexportする(Export-EsxImageprofile)という感じっぽい?

  2. Goodbye vSphere Client for Windows (C#) – Hello HTML5

  3. Goodbye, vSphere Web Client!

  4. vSphere Client (HTML5) and vSphere Web Client 6.5 FAQ (2147929)

  5. VMware ESXi 6.0 Update 2 リリース ノート

  6. ESXI EMBEDDED HOST CLIENTをインストールしてみる

  7. 引用 -- We continue to release Fling versions with the latest bug fixes and features. Fling features are not guaranteed to be implemented into the product.

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