はじめに
Webシステムで対象年月などの設定を変更した場合にダウンロードボタンが活性化するまで待機することがあります。
そのような時は「要素属性変更トリガー」を使用してボタンの属性の変化を待つことにより、ボタンが押せる状態になるまで待つことができます。
監視対象のボタンの属性はシステムにより変わりますが、多くの場合「aastate」属性によりボタンの活性状態を判定でき、ボタンの活性状態により「aastate」属性は次のように変わります。
DIVタグで作成されたボタンは「aastate」属性を使用していない場合があります。その場合は、UI Explorerでボタンの活性状態の判定に使用できる属性を調査して、UiPathのシナリオに反映していきます。
システムによっては、本来は可視性を表す「visibility」属性や「relativeVisibility」属性で活性状態を判定できる場合もあります。
代表的な属性とその意味はおぐしログさんの記事にまとまっていますので、参考までに紹介します。
UiPathのシナリオ
①「トリガースコープ」内に「要素属性変更トリガー」を挿入する。
②「トリガースコープ」のスケジューリングモードを「一回」に指定する。
③「要素属性変更トリガー」に監視対象のボタンを指定する。
④「要素属性変更トリガー」の属性名に「aastate」を指定する。