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【UiPath】ボタンが押せる状態になるまで待つ

Last updated at Posted at 2022-08-21

はじめに

Webシステムで対象年月などの設定値を変更後にダウンロードボタンが活性化するまで待機することがあります。

そのような時は「属性を待つ」アクティビティを使用してボタンの属性の変化を待つことにより、ボタンが押せる状態になるまで待つことができます。

監視対象のボタンの属性はシステムにより変わりますが、多くの場合「aastate」属性によりボタンの活性状態を判定でき、ボタンの活性状態により「aastate」属性は次のように変わります。
image.png

DIVタグで作成されたボタンは「aastate」属性を使用していない場合があります。その場合は、UI Explorerでボタンの活性状態の判定に使用できる属性を調査して、UiPathのシナリオに反映していきます。

システムによっては、本来は可視性を表す「visibility」属性や「relativeVisibility」属性で活性状態を判定できる場合もあります。

事前準備

UI Explorerを使用してボタンの属性・属性値を確認します。
①状態変化の検知に使用する属性を選定する。(例:aastate)
②ボタンが押せる状態の属性値を確認する。(例:enabled)
image.png

UiPathのシナリオ

①「要素を探す」アクティビティで対象要素のUiElement変数を取得
 ※「属性を取得」アクティビティでもUiElement変数を取得できます。

②「属性を待つ」アクティビティに以下の要素を設定
 ・属性 ・・・「aastate」など監視対象の属性
 ・属性値・・・「enabled」などの属性値
 ・要素 ・・・ ①で取得したUiElement変数を入力

image.png

関連属性

UiPathで検出可能な属性のうち、状態変更に関連する属性を以下に記載します。

属性 説明
aastate Active Accessibility のステートです。コントロールの現在の状態 (例: チェックボックスがオンになっているか)を識別します。コントロールの選択、フォーカス、および/またはその他の変更可能な機能の操作ができるかどうかを示します (String)
aaname Active Accessibility の名前です。ボタンの「送信」や編集ボックスの「名前」など、表示されているテキストを表します (String)。
relativeVisibility すべての親要素内における、要素の (部分的な) 可視性です (Boolean)
visibility 要素が表示されているかどうかを指定します (Int32)
visible 要素が表示されているかどうかを示します (Boolean)
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