はじめに
Excel VBAで行削除や列削除を行う方法を紹介します。
同じ処理を行う方法が複数ある場合は同様のコードを併記しています。
単一行を削除
1行目を削除する場合
Rows(1).Delete
Range("1:1").Delete
連続した複数行を削除
1行目から3行目を削除する場合
Rows("1:3").Delete
Range("1:3").Delete
離れた複数行を削除
2行目、4行目から6行目、8行目から10行目を削除する場合
Range("2:2,4:6,8:10").Delete 'Range("行範囲1,行範囲2,行範囲3").Delete
指定セルを含む行を削除
C2セルを含む行を削除する場合
Range("C2").EntireRow.Delete
Cells(2, "C").EntireRow.Delete
Cells(2, 3).EntireRow.Delete
指定範囲を含む行を削除
B2セルからD4セルの範囲を含む行を削除する場合
Range("B2:D4").EntireRow.Delete
単一列を削除
A列を削除する場合
Columns("A").Delete
Columns(1).Delete
Range("A:A").Delete
連続した複数列を削除
A列からC列を削除する場合
Columns("A:C").Delete
Range("A:C").Delete
Range(Columns("A"),Columns("C")).Delete
Range(Columns(1),Columns(3)).Delete
離れた複数列を削除
B列、D列からF列、HからJ列を削除する場合
Range("B:B,D:F,H:J").Delete 'Range("列範囲1,列範囲2,列範囲3").Delete
指定セルを含む列を削除
C2セルを含む列を削除する場合
Range("C2").EntireColumn.Delete
Cells(2, "C").EntireColumn.Delete
Cells(2, 3).EntireColumn.Delete
指定範囲を含む列を削除
B2セルからD4セルの範囲を含む列を削除する場合
Range("B2:D4").EntireColumn.Delete
DeleteとClearとClearContentsの違い
Delete 以外に Clear や ClearContents でも行や列をクリアできます。
メソッド | 機能 | 記述例 |
---|---|---|
Delete | 行・列そのものを削除する | Rows(1).Delete |
Clear | 行・列は残して値や書式をクリアする | Rows(1).Clear |
ClearContents | 行・列・書式は残して値をクリアする | Rows(1).ClearContents |