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生成AIを使うときに知っておきたいこと――日本ディープラーニング協会(JDLA)が発表したガイドラインのポイント

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生成AIの利用ガイドライン

日本ディープラーニング協会(JDLA)が公開した『生成AIの利用ガイドライン』についてポイントをまとめます。
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生成AIとは、人工知能(AI)が自動的に文章や画像などのコンテンツを生成する技術のことで、対話型AIや画像生成AIなどがあります。

生成AIの利用ガイドラインは、生成AIを活用する組織がスムーズに導入できるように、注意すべき事項や参考事例をまとめたものです。

利用ガイドラインは、以下の2つのパートで構成されています。

データ入力に際して注意すべき事項

データ入力に際して注意すべき事項として、次の6つの項目が挙げられています。

  • 第三者の著作権を有するデータ
  • 登録商標・意匠
  • 著名人の顔写真や氏名
  • 個人情報
  • 他社から秘密保持義務を課されて開示された秘密情報
  • 自組織の機密情報

これらのデータを生成AIに入力すると、法的な問題や信頼性の低下などのリスクが生じる可能性があります。

生成物を利用するに際して注意すべき事項

生成物を利用するに際して注意すべき事項として、次の5つの項目が挙げられています。

  • 生成物の内容に虚偽が含まれている可能性がある
  • 生成物を利用する行為が誰かの既存の権利を侵害する可能性がある
  • 生成物について著作権が発生しない可能性がある
  • 生成物を商用利用できない可能性がある
  • 生成AIのポリシー上の制限に注意する

これらの事項に留意しないと、法的な問題や信頼性の低下などのリスクが生じる可能性があります。

利用ガイドラインは、JDLAの公式ホームページから無料でダウンロードできます。

また、利用ガイドラインは技術や業界動向に合わせて柔軟にアップデートされる予定のようですので、定期的にチェックしましょう。

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