はじめに
日々の業務に追われながらも、なぜあえてボランティアでテックブログを書くのか。
この問いに対する答えは、単なる自己表現や承認欲求に留まらず、エンジニアとしてのキャリア形成や働き方の戦略にも深く関わっています。
この記事では、私の過去の経験や転職の軌跡、そして今の会社で感じる現実を交えながら、ボランティア活動としてのテックブログ執筆に込めた思いを語っていきます。
1. ボランティアでテックブログを書く理由
テックブログを書く動機は一言で言えば「自己表現」ですが、以下のような背景があります。
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業務外の自由な発信
会社からのきっかけはあったものの、残業代が支給されるわけでもなく、業務の一環とも言えないため、完全なボランティアとしての側面があります。 -
文章を書くことの楽しさと承認欲求
昔から文章を書くことが得意で、執筆を通じて自分の考えや知識を発信することに大きなやりがいを感じています。
2. 転職とキャリアの軌跡
過去の経験から見えてくるのは、会社のカルチャーが必ずしも自分のアイデアを全面的に受け入れるわけではないという現実です。
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オリジナルキャラ提案の失敗
以前勤めていた会社では、オリジナルキャラの提案も真剣に取り組んでもらえず、IT系の現場よりも広報や秘書課の方がウケていたという経験があります。 -
キャリアの見直しと転職
結局、本業がITエンジニアであることを再認識し、キャラデザインやブランディングの方向転換がなされることなく趣味の範囲で終始し、同時期に給料が頭打ちとなったため、転職したこともありました。
3. 今の会社で感じる現実と戦略
今の会社、KANGENでは、エンジニアとしての実力が直接給与に反映される仕組みが採用されており、その環境がキャリア戦略にも影響を与えています。
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新しい働き方の実践
アバターでボイスチェンジしながらのオンラインMTGなど、ユニークな取り組みを許容する風土があり、従来の枠にとらわれないコミュニケーションが実現されています。 -
給与テーブルと人間関係のジレンマ
SESエンジニアとして単価がそのまま給与に影響するため、現場の存在感を維持しながら昇給を狙う必要があります。
― 結果として、営業コストをかけずに成果を出し、安定的に昇給できる土台作りが求められています。
4. 働き方への思いと今後の展望
こうした経験を経て、帰属意識ややりがい、そして「社畜」という言葉が頭をよぎることもありますが、それでもなお、新しい挑戦への意欲は尽きません。
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ボランティア活動の意義
ボランティアでのテックブログ執筆は単なる自己満足ではなく、会社全体の成長にも貢献できる一要素として捉えています。 -
会社設立の夢?
一方で、「じゃあ会社を立ち上げたら?」という疑問も湧き上がりますが、今はあえて会社員として安定したポジションを維持しながら、自分の活動を続けるという選択をしています。
趣味の範囲のプラスアルファ、みたいな感覚です。
まとめ
ボランティアでテックブログを書く理由は、単なる個人の趣味や承認欲求だけではなく、キャリア形成や働き方の戦略と深く結びついています。
多様な経験を通して得た知見を今後も発信し、同じような悩みを持つエンジニア仲間と共感や知見を共有できればと考えています。
せっかくなので会社の力も使いつつ、自己表現のプラスにできたら、シナジーも期待できると思っています。
要するに、楽しんでやってたら無駄にはならない、ということでしょうか
この記事が、皆さん自身の働き方やキャリアの見直しの一助となれば幸いです。
※これは私の個人的な経験と考察に基づいた独り言的な投稿です。