0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

旧 MacBook Early 2008 (MB402*/A, MB403*/A, MB404*/A) に Ubuntu MATE 18.04 64 bit をインストールする

Last updated at Posted at 2019-06-03

旧 MacBook の名機、MB403, MB404 に Ubuntu MATE 18.04 64 bit をインストールするというお話です。この機種をメモリ 1 GB で使ってるというのはかなり少ないと思われるので、64 bit でいっちゃいましょう。SSD に換装して使うと結構いい感じで動くかと思います。

0. 条件

0.1 セットアップ ディスクを DVD-R に焼いておく。
0.2 メモリは 2 GB 以上。
0.3 有線 LAN につないでおく。

1. セットアップ ディスクの起動

なんと、一番最初に苦難に陥ることになります。何もしないで起動すると、死んだかと思うくらいひたすら起動が遅くなります。これを回避しながら起動します。もちろん、何もしなくてもいつかは立ち上がりますが、回避策の実行時間よりもひたすら待つ時間のほうが長いでしょう。

1.1 電源を入れたら速攻で DVD を入れて、[option] を押し続けます。

1.2 ブート セレクタが表示されたら、3 つの光学ディスクのうち真ん中の "EFI Boot" を選んで起動します。
IMG_0311.jpg

1.3 この機種が New world ROM の機種で EFI 機種ではないために起動に失敗することを利用して、GRUB メニューを表示させます。メニューが表示されたら Try Ubuntu MATE without installing を選んで [e] を押します。

1.4 linux の行の splash の後ろに video=SVIDEO-1:d を追加します。
Untitled-1.png

linux /casper/vmlinuz file=/cdrom/preseed/ubuntu-mate.seed boot=casper quiet splash video=SVIDEO-1:d ---

1.5 [F10] を押して起動を継続します。

2. セットアップ

2.1 セットアップは特に問題なく普通に実行できます。プロプライエタリな Wi-fi うんたらダウンロードしてインストールしても、結局は Wi-fi モジュールを後から入れ替えるはめになります。

2.2 ディスクはまっさらにして、Ubuntu だけで使うのがいいかと。OS X 10.7 Lion + Waterfox もいよいよ時代が終わりそうな感じです。Waterfox の次のバージョンは 10.9 以上が必要になるっぽいので、Lion でもいよいよ Web ブラウザがなくて使い物にならない時代に突入していくことでしょう。

2.3 セットアップ後の再起動時は要注意。再び起動が遅い問題がやってきます。

3. セットアップ後の初回再起動

3.1 再起動して白い画面が黒くなったら [ESC] を何回か押します。

3.2 起動が中断して GRUB コンソールになるので、GRUB メニューを表示させます。

grub> normal

3.3 メニューが表示されたら Ubuntu で [e] を押します。なぜか、メニューが表示されずに起動が走ってしまうことがあるようです。起動が走ってしまったら、あきらめて立ち上がるのを待ちましょう。インストール後の場合はおよそ 5 分ぐらいで表示が出ます。

3.4 linux の行で splash の後ろに video=SVIDEO-1:d を追加します。
Untitled 2.png

3.5 [F10] を押して起動を継続します。

3.6 無事に起動したら、ターミナルを立ち上げ、GRUB オプションをを変更します。

3.6.1 オプションを書き換えます。GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT に、video=SVIDEO-1:d を追加します。

sudo nano /etc/default/grub

3.6.2 書き換え内容を反映します。

sudo update-grub

3.7 再起動します。

4. Wi-fi モジュールの入れ替え

SSID とか表示されて、見た目 Wi-fi が使えるように見える場合に入れ替えを行います。Wi-fi が使えない場合はインストールします(4.2)。

4.1 bcmwl-kernel-source を削除して再起動します。

sudo apt remove --purge bcmwl-kernel-source
sudo reboot

4.2 firmware-b43-installer をインストールします。

sudo apt install firmware-b43-installer
sudo reboot

5. アップデートをやって仕上げます。

sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt autoremove
sudo snap refresh
sudo reboot

6. 最後に

思ったよりも面倒でしたね。個人的にはメモリ 4 GB と SSD は必須だと感じますね。やはり Firefox の重さに影響しますね。メモリ 6 GB (2 + 4 GB) で動きましたが、DDR2 667 の 4 GB は値段が高くて、この機種のためには買う気にはならないでしょう。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?