概要
Salesforceでパッケージ開発しているとあれこれ組織が登場してきます。長年携わっている身ならば差分アップデートで「今度はこの組織を使うんだね」って納得するが、初心者からするとどの組織が、どの役割で、どこと関連するのかがカオスすぎてわからないと思うので、全体を俯瞰できるようにまとめました
開発組織(パッチ、Sandbox組織含め)だけで考えれば、バージョン管理システムでいうブランチの考え方を適用すれば割としっくりくると思います
全体図
組織でいっぱいw
説明
-
環境ハブ組織
- ISVパートナ向けに開発、テスト、トライアル組織を作成できる組織
- 環境ハブで作成できる組織の種類
- パートナ向けにアプリケーションとして公開されているので、既存の本番組織に追加できる
- LMA組織
- 公開している管理パッケージのライセンスの管理ができる組織
- パートナ向けにアプリケーションとして公開されているので、既存の本番組織に追加できる
-
Dev Hub組織
- 最大30日利用可能な開発、テスト用組織を作成できる組織
- パートナー向け開発組織
- 環境ハブから作成される使用期限無制限の開発組織
- 一般ユーザ向けの無料開発組織よりもライセンス数や容量の上限が多め
- パートナー向けテスト組織
- 環境ハブから作成される使用期限30日の本番組織
-
スクラッチ組織
- Dev Hub組織から作成される開発、テスト向け期限付き組織(最大30日有効)
- リリース組織
- 基本的に開発者組織になります
- 管理パッケージの開発組織
- AppExchangeに自社アプリを販売する場合は、ISVパートナになり、AppExchangeの公開コンソールに組織の関連付けする必要がある
- パッチ組織
- 管理パッケージのパッチをリリースするための専用組織
- リリース組織のみから作成でき、パッチごとに組織を作成する
- 顧客組織(本番組織)
- 本番運用組織
- 直接Apex開発はできないので、Sandbox組織で開発
- Sandbox組織
- 本番組織のクローン環境で、テスト、開発用組織
- Sandboxコピー組織
- コピー元がSandbox組織となるSandbox組織(用途はSandbox組織と同じ)