概要
普段Windowsユーザですが、Windows上でAnsibleが実行できないため、Dockerコンテナ内からAnsibleを実行していました。そのため、社内にAnsibleを布教したいのに前段としてDockerの話をしなければならなくなり、Ansibleが使えるまでの足取りが重くなる。(VMのLinuxから実行も同様)
この悩みを解決してくれるのが「Windows Subsystem for Linux(WSL)」です!
もうすでにご存知の方も多いかと思いますが、Windows上でVMやDockerなどをインストールせずに補助的な利用として一部のLinuxが簡単に使えるようになったもの
導入条件
- Windows 10(64bit)
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Fall Creators Updateが適用されていること(正式版を利用するならば)
それ以前のバージョンはベータ版になります
導入手順
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「プログラムと機能」-「Windowsの機能の有効化または無効化」-「Windows Subsystem for Linux」を選択し、再起動します
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「Microsoft Store」の検索で「linux」と検索すると「Ubuntu」、「openSUSE」が選べるようになる
インストール時のエラー対処
「Windowsイベントビューア」-「アプリケーションとサービスログ」-「Microsoft」-「Windows」-「Store」でエラー内容を確認する
私は「Windows プッシュ通知システムサービス」を無効にしていた関係でインストールできませんでしたが、有効にしたら問題なくインストールできました
Ansibleのインストール
選択したOS内でAnsibleをインストールします
Ubuntuの場合はubuntu16.04にansibleをインストールする
を参照ください
Windowsのファイルの参照方法
Linux内の/mnt/xxxx
にWindowsの各ドライブがマウントされている
以上!
だいぶ簡単に実行環境ができたのではないでしょうか?これで布教活動しても、実行環境構築の心理的ハードルが下がったのではないかと思います