現象

　社内github勉強会でwindowsの共有マシンで複数人(複数人分のgithubアカウントを用いて)が同一リポジトリに対してプッシュした際に、gitのキャッシュ？のせいで意図しないユーザ(対象のリモートリポジトリではないユーザ)でプッシュしようとしてエラーが発生する現象の対処法。なお、一度gitクライアントを削除して、再インストールしても改善されませんでした
gitを詳しいわけではないので、もし原因や別の対処法があれば教えて頂けると幸いです

前提条件

作業はすべて同一のWindowsマシンで実施する
同一のリモートリポジトリをforkしたリポジトリを操作する
複数人(仮にuser1とuser2とする)である
仮にリモートリポジトリ名をdemo-repoとする
すべてのユーザは二段階認証を導入していない(ユーザ名/パスワードで認証)

手順

１. user1がforkしたdemo-repoをローカルにクローン

config(user1)

 [remote "origin"]
  url = https://github.com/user1/demo-repo.git

２. user1がdemo-repoに変更を加え、コミットする
３. user1のリモートリポジトリにプッシュする（成功する）
４. user2がforkしたdemo-repoをローカルにクローン

config(user2)

[remote "origin"]
 url = https://github.com/user2/demo-repo.git

５. user2がdemo-repoに変更を加え、コミットする
６. user2のリモートリポジトリにプッシュする（失敗する）

エラー内容

remote: Permission to user2/demo-repo.git denied to user1.
fatal: unable to access 'https://github.com/user1/demo-repo.git/': The requested URL returned error: 403

user2のdemo-repoにpushしようとしたところなぜかuser1で勝手にpushする
しかも、githubへの認証ダイアログが表示されない

対処法

git configのremote urlにユーザ/パスワードを付与することで解決できます
共有マシンではユーザ/パスワードをテキストで残すのはちょっと気が引けますが、一時利用であれば作業が完了したら削除すること

config


# ユーザ名：パスワード（またはアクセストークン）@をgithub.com前に付与する
# なお、パスワードに「@」が含まれている場合は、「%40」に置きかえってください
[remote "origin"]
 url = https://username:password@github.com/xxxxxx/demo-repo.git

以上