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Amazon SESを使うならサンドボックスの外にいくこと

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概要

Amazon SESでメール送信できるまでがわかりづらかったので、その手順を残したいと思います
※以下ではSESと略します

メール送信の要件は以下になります

  • 自社サービスのメール送信サーバ(SMTP)をAmazon SESにする
  • 自社サービスを利用しているユーザにメール送信する
  • 自社サービスの対象はB2Bである

結論

上記の要件を満たすためには「Amazon SES サンドボックスの外への移動」をしなければならない
サンドボックスの外にいけたらあとはSMTP接続用のアカウントをこちらで取得し、設定するなり。APIから使ってもよし
要件(固定ユーザーに送信)によってはこの手続きなしで十分に運用できるかと思いますので、その際はスキップしてください

初期状態のSESは、受信者のメールアドレスが検証済みでないとそのユーザーにメールを送信することはできない
しかし、サンドボックスの外への移動ができると、受信者のメールアドレスは検証なしで送信できます
このような仕様になっているのは、迷惑メール配信者を排除する目的だと思われます

※検証済み・・・そのメールアドレスが存在するかどうかを確認するためのメールが送信され、受信者がメールに記載された検証リンクを踏んで初めて検証済みになります
※送信者のメールアドレスのドメインまたはメールアドレスは必ず検証しなければならない

サンドボックスの外への手順

基本的に上記の手順に従って進めばOK
以下の項目がわかりづらかったので補足させて頂きます

  • 「私は明確にリクエストされた受信者にのみメールを送信します」
    受信意思がないユーザにメールを一方的に送り付けていないかの設問になります
    なので、上記の要件のようにサービス利用者に送信するメールは一方的なメール送信ではないため、「はい」と回答できます
  • 「バウンスや苦情を処理するプロセスがあります」  バウンス(メール不達)や苦情(迷惑メールとして通報)をモニターリングし、適切な処置ができる場合は、「はい」と回答できます

ちなみに私は初回のケースで却下されたが、内容の齟齬を解決し、許可を頂きました

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