始めに
『「鏡よ鏡よ鏡さん 世界で一番美しいのは誰?」 「それは白雪姫です。」
「は?」
パリンパリンパリーン!
こうして鏡は粉々になりましたとさ。ちゃんちゃん。』
これは正直者がバカを見るという昔話です。(大嘘)
社会では正直者は求められますが、正直すぎると得をしないことが多いです。
しかしcommandは違います。
彼は真実を映す鏡です。
真実を映す鏡はあなたに素晴らしい情報を与えるでしょう。
たとえそれが、あなたの望まない結果であったとしても......。
目次
- commandというコマンドとは
- commandの主なオプション
- 使い方
- まとめ
commandというコマンドとは
皆さんはcommandというコマンドをご存知でしょうか?
そもそもコマンドとは、一般的にUNIXやLinuxなどのコマンドライン環境で使われる、
ls、cat、echo のようなコンピュータ操作の指示を指します。
> #!/bin/bash
> echo hello
> hello(出力)
これらはコマンド、と呼ばれますが、実はcommandというコマンドが存在するのです。
> #!/bin/bash
> command -v ls
> /bin/ls(出力)
commandはエイリアスや関数以外の指定したコマンドを実行するコマンドです。
「type(またはzshのwhich)」コマンドと同様、シェルが実際には何を実行するのかを表示することもできます。
オプション | 意味 |
---|---|
-p | コマンドを探すパスを指定する(通常は環境変数PATHを使用 |
-v | 「コマンド」を実行せず、実行対象となるコマンドやファイル名、エイリアスの定義を表示する |
-V | 「コマンド」を実行せず、実行対象となるコマンドの詳細な情報を表示する(「which コマンド」相当) |
使い方
引数なし
> #!/bin/bash
> alias ls='echo hello'
> ls
> hello(出力)
> command ls
> Desktop Downloads Movies Pictures goinfre sgoinfre
Documents Library Music(通常のlsの出力と同じ)
command -v
> #!/bin/bash
> alias ls='echo hello'
> ls
> hello(出力)
> command -v ls
> alias ls='echo hello'(出力)
command -V(typeと同じ挙動)
> #!/bin/bash
> command -V ls
> ls is /bin/ls(出力)
まとめ
いかがだったでしょうか。
そんなに役立つ場面はないかもですが、雑学程度にはなったと思います。(願望)
真実を映す鏡。
次はあなたの真実を、映すかもしれません......。
テレレレレン テレレレレン テレレレテッテー テレレレレン♪