エッジ側デバイス比較のまとめ書きます m(_ _)m
ちょっと疲れています。
そして内容てんこ盛りになるので、代表的なデバイスの価格比較とArduinoの特徴までで切ります。
エッジ側デバイスの種類
あくまでも代表的なもので機能が揃っているワンボードデバイスについてまとめます
No | 名前 | 種類 | 価格(概算) |
---|---|---|---|
1 | Arduino UNO R3 | ワンボードマイコン | 4000円 |
2 | Arduino UNO R4 WiFi | ワンボードマイコン | 5000円 |
3 | M5Stack Core2 | オールインワンデバイス | 8500円 |
4 | Raspberry Pi Pico W | ワンボードマイコン | 1500円 |
5 | PIC16/18マイコン | ワンチップマイコン | 数百円 |
6 | Raspberry Pi 4B | ワンボードLinuxコンピュータ | 13000円 |
1 Arduino UNO
項目 | Arduino UNO R3 | Arduino UNO R4 WiFi |
---|---|---|
MCU | 8bit 16MHz | 32bit 48MHz |
メモリSRAM | 2kB | 32kB |
メモリFlash | 32kB | 256kB |
USB | Type-B | Type-C |
GPIO | デジタルI/O×14 | デジタルI/O×14 |
ADC | 10bit×6ch | 12/14bit×6ch |
Wi-Fi | なし | あり |
シリアル | UART×1 | UART×1 |
I2C×1 SPI×1 | I2C×1 SPI×1 | |
RTC | なし | あり |
電源 | 5v 3.3v出力あり | 5v 3.3v出力あり |
外部入力7~12V | 外部入力6~24V |
【備考】
大きな違いはWiFiの有無です。R3でWiFiを使用する場合は、別途ESP32というマイコンが必要になります。R4はESP32内蔵型のワンボードマイコンです。
(ESP32が1000円するので、ケチらないほうがよいかもしれません)
互換品(Generic)のArduinoはR3モデルです。
Arduinoの特徴
1 簡単な回路構成で分かりやすい
ビギナー向けの所以はここです。簡単な回路で構成されているので、とても分かりやすくなっています。
2 オプションで各種シールドボードが用意されている
外部接続用のソケット配置の互換性が保たれているため、オプションボードとして用意されている多くのセンサや表示器を使うことができます。しかし、シールドボードにないものは、何らかのオプションボードを用意しないと接続ができません。
3 スケッチで簡単にプログラムできる
スケッチと呼ばれる言語で書かれていますが、比較的わかりやすい言語なのでプログラミングしやすくなっています。
4 多くのライブラリがある
スケッチで使えるライブラリが沢山あるので、センサやアクチュエータ、通信を比較的簡単に使用できます。一方、ライブラリにない場合の開発は難易度が高いです。
5 メモリサイズは少な目
特にR3はメモリが少ないので、大きなプログラムや大量のデータを扱うことができません。R4の場合は、SDカードのシールドがあるため、SDカードを追加すれば大量データも処理可能です。
6 時刻の扱い
リアルタイムの時間はR3では使えませんが、R4ではリアルタイムクロックが実装されています。Wi-Fiで、ネットワークから時刻を入手することも可能です。
7 リアルタイムOS(RTOS)の実装が可能
R4であればFreeRTOSが実装可能です。(μITRONも実装可能だとか?)
Arduinoのデータシート
Arduinoのデータシートのリンクは以下通りです
■ Arduino UNO R3
■ Arduino UNO R4 WiFi
次回はRaspberry Piについてまとめます