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qnoteAdvent Calendar 2021

Day 17

MaterialDesign3で端末の壁紙から作られたテーマカラーが決められるって!?!?!??!?

Last updated at Posted at 2021-12-16

Material Design ってなぁに?

2014年にGoogleが提唱したデザインで、明確なガイドラインが定められています。
Material Componentsというライブラリが公開されているのでお手軽に使えるのが良いところですね。
しかも、Androidだけでなく、iOSやWeb向けのライブラリもあります。
2021年からMaterialDesign3が出てきました。

本題

壁紙からテーマカラーが決められるってどういうこと?

Android12のデザインコンセプトがMaterialDesign3となっています。
その中で色について、個人の色の好みやニーズを反映させようみたいなことが書かれているみたいです。
そのためAndroid12からはDynamic Colorというものが追加されました。

ホームを長押しして出てくる壁紙とスタイルで抽出された色が選択できます。
ここで選択された色が使用できるようになりました。

Screenshot_20211215-203031.png

実際テーマカラーってどうやって使うの?

1 用意されているテーマを使う

これはとてもシンプルでAndroidManifestで指定しているThemeをMaterialDesign3のものを指定することで反映されます。
以下ではLightテーマを指定。

AndroidManifest.xml
<application
        android:name=".MyApplication"
        android:icon="@mipmap/ic_launcher"
        android:label="@string/app_name"
        android:roundIcon="@mipmap/ic_launcher_round"
        android:supportsRtl="true"
        <!-- ↓でThemeを指定 -->
        android:theme="@style/Theme.Material3.Light">
MyApplication.kt
class MyApplication: Application() {
    override fun onCreate() {
        super.onCreate()
        // ↓を追加することでテーマがリアルタイムで反映される
        DynamicColors.applyToActivitiesIfAvailable(this)
    }
}

Videotogif.gif

2 テーマの色を細かく指定したいor使いたい

動的なテーマカラーは以下のように定義されています。
注意点として、これはAndroid12以上でしか使用できませんので、バージョンで分けるなりしてください。
後ろに数字をつけることでsystem_accent1_100のように色調の指定ができます。
これで指定された色はapplyToActivitiesIfAvailableをしなくても動的に反映されます。

名前 どんな色か
system_accent1 Primary Key Color
目立つButtonやアクティブなものに向けた色
system_accent2 Secondary Key Color
フィルターの選択などのあまり目立たない部分に向けた色。
system_accent3 Tertiary Key Color
アクセントとして目立たせるために使用される色。
system_neutral1 Neutral Key Color
背景などに向けた色
system_neutral2 Neutral Variant Key Color
強調テキストやアウトラインに向けた色

MaterialDesign3のテーマで定義された色に関する属性はとても複雑で、colorOnPrimaryのように定義されています。
マテリアルデザインでどんな色指定がされているかの確認はMaterialDesign3にあるComponentsから確認できます。

テーマを継承していくつか上書きしたものが以下になります。

theme.xml 
<resources xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools">
    <style name="DynamicColorsSample" parent="Theme.Material3.Light">
        <!-- Primary color -->
        <item name="colorPrimary">@android:color/system_accent1_300</item>
        <item name="colorOnPrimary">@color/white</item>
        <item name="colorPrimaryContainer">@android:color/system_accent1_500</item>
        <item name="colorOnPrimaryContainer">@android:color/system_accent1_500</item>
        <item name="colorPrimaryVariant">@android:color/system_accent1_300</item>
        <!-- Secondary color -->
        <item name="colorSecondary">@android:color/system_accent2_200</item>
        <item name="colorSecondaryVariant">@android:color/system_accent2_700</item>
        <item name="colorOnSecondary">@color/black</item>
        
        <item name="android:statusBarColor">?attr/colorPrimaryVariant</item>
    </style>
</resources>

反映前

Screenshot_20211215-211106.png

反映後

Screenshot_20211215-211203.png

まとめ

1.色の抽出はAndroidのシステム側で行い、候補の色をユーザーが選択するだけです。
2.どのパーツにどんな属性で定義されているかはMaterialDesign3で調べましょう。
3.思ったより簡単に使用できる。

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