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最終アクセスからの経過時間でデータ管理 on Azure

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やりたいこと

仕事で Azure を使っていて、Storage に保存したデータを「保存されてからの期間」ではなくて「アクセスされなくなってからの期間」によって、データを Cool Tier に移動させたり Archive したり、削除したりということが必要になった。割りとよく使われそうなユースケースなので、ここに載せておく。

参考

前提

  • Azure の Subscription をもっていること
  • Azure Portal 上で基本的な操作が行えること
    • ここでは操作手順は書いていないけど、調べながらできれば OK!
  • Azure CLI を操作できること
    • Cloud Shell だったり、ローカルだったり

設定内容

  1. 任意の Storage アカウントを作成する。
  2. 作成した Storage アカウントのライフサイクルポリシーの項目に移動する
  3. Add a rule をクリックして、以下の内容を確認する
    1. Details タブ
      1. ルール名: 任意
      2. その他の項目はデフォルトのままで OK
      3. Next をクリック
    2. Base Blobs タブ
      1. if のブロック内に、この時点では Last-accessed の項目が無いはず
      2. ルールの作成をキャンセルして、Storage アカウントのページに戻る
  4. Azure Portal 上で Cloud Shell を起動する or ローカルの Bash などを起動する
  5. 以下コマンドで、--enable-last-access-tracking に true を設定する (有効化する)
    1. <resource-group><storage-account> は自分の環境に合わせて変更すること
    az storage account blob-service-properties update \
        --resource-group <resource-group> \
        --account-name <storage-account> \
        --enable-last-access-tracking true
    
  6. サイドライフサイクルポリシーの項目に移動して、下記内容でルールを作成する
    1. Details タブ
      1. ルール名: 任意
      2. その他の項目はデフォルトのままで OK
      3. Next をクリック
    2. Base Blobs タブ
      1. if のブロック内に今回は Last-accessed の項目が現れているはず
      2. More than (days ago): 任意の日数
      3. Then のブロックで任意のアクションを設定する
      4. Add をクリック
  7. 適当なコンテナを作成して、適当なファイルをアップロードする
  8. ルールで指定した日数が経過するまで待つ。。。🛌
  9. アップロードしたファイルが削除されている!🎉🎉🎉

これで、最終アクセスからの経過時間でデータを削除したり別の Tier に移動させたりできるようになった。
いつまでデータを保持するかのガバナンスは重要だし、データも増大するので一定期間アクセスの無いデータを Archive するなどはコストの観点からも重要だと思う。
今回の内容が参考になれば嬉しいです。

以上です。

気になること

AWS でも同じことができるかちょっと調べてみたけど無さそう?だった (あれば教えてください)。
AWS の場合はアクセス頻度に合わせて自動でストレージクラスを最適に変更してくれる設定 (Intelligent-Tiering とか) があるからいらないのかな?🤔
逆に Azure は自動でやってくれないんだなーと。どっちが良いのかは時と場合によるけども。

ひとりごと

最近は Azure をメインで使ってるから AWS のリソース名とか忘れてきた。。。

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