例えば、 特定のリポジトリは別の名前やメールアドレスを設定したいといった場合、user.name および、user.email を変えることで、そのリポジトリだけ設定を行うことができます。
そういった git config を読み込むファイルの順番について整理しておきましたのでご活用ください。
config の読み込み順番
config系のファイルを読み込む順番は以下です。
上から システム、グローバル(ユーザー)、ローカル(リポジトリ内)という順番です。
同じ定義がある場合は、下の方が優先されます。
Mac OS X / Linux 系
/etc/gitconfig
-
~/.gitconfig
か~/.config/git/config
-
.git/config
(リポジトリ内)
git config --system core.editor vim
みたいな感じでコマンドラインからも設定できます。
Windows 系の場合 (Vista以降)
C:\ProgramData\Git\config
C:\Users\$User\.gitconfig
-
.git\config
(リポジトリ内)
なお、 Windowsの場合、システムレベルの config を設定する場合は、下記の手順で行います。
あらかじめ管理者権限を持っている必要があります。その上で、「コマンドプロンプトを管理者」として開きます。
git config -f C:\ProgramData\Git\config color.ui auto
みたいな感じで -f で直接ファイルを指定する必要があります。