初心者向けに「DataFrameとSeriesの違い」を図解で解説!
Pythonのデータ分析ライブラリ「Pandas」を使い始めると最初に出会うのが「Series」と「DataFrame」ですが、この違いが直感的に理解しづらいという声をよく聞きます。
本記事では、図解・構造比較・コード実行結果を通じて、初心者でも理解しやすいようにまとめました。
DataFrameとSeriesの違い
以下は構造の違いを示した図です。
構造 | 説明 | 次元 |
---|---|---|
Series | ラベル付きの1次元データ構造 | 1次元 |
DataFrame | 行・列からなる2次元の表形式 | 2次元 |
コードで理解する違い
以下のコードは、SeriesとDataFrameの基本的な作成例です。
import pandas as pd
# Seriesの作成
s = pd.Series([10, 20, 30], name="A")
# DataFrameの作成
df = pd.DataFrame({"A": [10, 20, 30], "B": [40, 50, 60]})
出力結果:
Series(1次元):
0 10
1 20
2 30
Name: A, dtype: int64
DataFrame(2次元):
A B
0 10 40
1 20 50
2 30 60
よくある疑問:df["A"]とdf[["A"]]の違い
同じように見えるこの2つですが、結果の型と次元が異なります。
記述 | 返り値の型 | 次元 | 特徴 |
---|---|---|---|
df["A"] |
Series | 1次元 | 1つの列をSeriesとして取得。構造が簡潔。 |
df[["A"]] |
DataFrame | 2次元 | 1列でも表(DataFrame)として保持。後処理に便利。 |
出力の違いも確認してみましょう。
# Series(1次元)
print(df["A"])
0 10
1 20
2 30
Name: A, dtype: int64
# DataFrame(2次元)
print(df[["A"]])
A
0 10
1 20
2 30
このように、見た目は似ていますが、データ構造・扱い方・後続処理への影響が異なります。初心者の方は特に混乱しやすいポイントです。
もっと詳しく学ぶには?
この記事の元記事では、さらに詳しく構造・使い方・操作例を解説しています。
✅ 図解・コード・出力結果付きで学べる元記事はこちら:
https://pythondatalab.com/pandas-dataframe-series/
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