まずは何も言わず、この記事の映像を見てください。
- Introducing Operator - A monospace typeface and a short film about type design
数日前に、大御所Hoefler & Co.が、等幅であることをウリに出した新しいフォントです。カッコよくないですか? ヤバいです。等幅なのにポスターのコピーで使えるクオリティ。記事中でもフォント紹介なのに、Atomのスクリーンショットが出てくるありえない事態になっています。(ぐっとこらえてOperatorについての薀蓄は書かないので元記事をどうぞ)
Operator Mono
シビれすぎて、有料(しかも結構いいお値段)にもかかわらず手を出してしまいました。Atomに入れてみたスクリーンショットがこちら。等幅斜体がいい感じ。ちなみに、大画面で16ptとかで使うなら素のままでも良いんですが、ノートPCで12ptなので一部を太字にしてメリハリをつけています。
実は、Operator Monoには2種類あります。
- 画面表示に最適化されたScreenSmart版 - $179
- 印刷でも使える通常版 - $199
前者は小さいフォントサイズでもピクセルに最適化されてキレイに見えます (9ptまで対応)。一方、通常版はプログラミングには向かないので要注意です。参考まで、通常版だと次のスクリーンショットのように滲んでしまってイマイチ...。なので、必ずScreenSmart版をどうぞ。
ちょっと待って w
普通のMenlo
いつも使っているのはオーソドックスにMenloだったんですが、Operatorと比べるとちょっと寂しい感じがしなくもありません。ただ、ピクセル最適化され直線と円を基本とするデザインはさすが。しかし、ここでハッと気付きます。斜体と太字を使えばだいぶ違うんじゃなかろうか!?
Menlo + 太字
やってみたのが、こちら。かなり見やすいですね。人によってはこちらの方が好きってケースも多いかも。こっちで良かったんじゃないか...、というのは気がつかなかったことにします。
まとめ
鳴り物入りで登場したOperatorフォント。おすすめな使い方は、プログラマーな彼氏/彼女へのプレゼントですね。来るバレンタインデーにぜひ! (笑)
ただし、2点ほど注意事項が。
- もし万が一購入する場合は、必ず画面表示に最適化されたScreenSmart版の方をどぞ。
- かならずRetinaディスプレイで使いましょう。
この3年ほどRetinaディスプレイが浸透してきて、プログラミング環境にも「オシャレ」が忍び寄っていますね。今回も、単に視認性の点でもシンタックスカラーリングに斜体や太字を組み合わせるのは有効だなと、気づかされた次第です。Operator関係ないけど。
さて、自分のエディターに最適なフォントを探している人は、ぜひ、こちらのサイトも試してみてください。40以上のフリーフォントを試せます。それでは、皆さんも幸せなフォントライフを!
- Programming Fonts Tester - http://app.programmingfonts.org/
おまけ
エディタのフォント設定は実は沼なので深入りしない方がいいですが、こだわり派にはFira Codeもオススメです。!=
を≠
とかに勝手に置き換えてくれてハッピー。