みなさん本イベントへのお申込みありがとうございます!
本資料イベントで使用するハンズオン資料となります。
可能な方はLINE Developersのアカウント設定やOpenAIのAPI_key、Make(Integromat)のアカウント作成などの事前準備をお願いします。
本記事にはLINE Messaging APIのCHANNEL_ACCESS_TOKENなど記載されていますが、本来は悪用を防ぐために、漏洩には十分注意してください。記事中のキーは全てハンズオン用に取得したものであり、イベント終了後は使用できないものとなっております。
この記事のゴール
この記事のゴールは2つあります!
① LINEBotとChatGPTとkintoneをとりあえず繋いでみる
② お客様対応ができるように設定を行う
この記事でやること
この記事では以下の記事で「withMake」というサービスで「オウム返しのLINEBot」が完成している状態からスタートします。まだの人は、まず以下の記事からはじめてください。
記事を書いている人が違うので、変数の名前など微妙に異なることがありますが、気にしないでください。
- withMakeでLINEBotとChatGPTとkintoneを繋ぐ
- chatGPTへのプロンプトを編集します
- kintoneに渡すデータを整えます
実装
① withMakeでLINEBotをChatGPTとkintoneを繋ぐ
LINEBotとChatGPTを繋ぐ
openAIの必要情報を控える
openAIにアクセスします。
登録してない場合は登録しましょう。
openAIはアカウント登録から3ヶ月経つとクレジットカードの入力が必須になります。参考
また、chatGPT Plusの課金と、chatGPTのAPIの課金は別物です。(chatGPT Plusに入っているはずなのに!という勘違いがよくあります)
ここで詰まりたくない方は、新規でアカウントを作るのをオススメします。
withMakeでchatGPTの設定を行う
ChatGPTの返答をkintoneに入力する
kintoneのアカウントを準備します
kintoneの設定
メールに記載された内容でログインします
テンプレートファイルはこちらからダウンロードして使ってください
withMakeでChatGPTとkintoneを繋げる
ここまでで、下準備は完了です!
お疲れ様でした!
② お客様対応ができるように設定を行う
chatGPTに考えてもらう内容を整理しましょう
・お客様の問い合わせへの返信の下書きを考えてほしい
・返信を人力でチェックし、完成したらLINEでメッセージを送りたい
・お客様の問い合わせの緊急度を判定しておいてほしい
・上記情報をkintoneに登録する際に便利なように、JSON形式で出力してほしい
以上よりchatGPTに与えるプロンプトを考えてみました
以下のお客さまからの問い合わせを分析して、緊急度と返信内容を考えてください。
出力は必ず、緊急度と返信内容に別れたJSON形式になるようにしてください。
緊急度は必ず、「高、中、低」の3つからひとつ選択してください。
withMakeでchatGPTの設定
withMakeで実際に設定をしてみましょう。
プロンプトはRole=SystemとしてItem1に設定します。
ユーザーからの問い合わせはRole=UserとしてItem2に設定します。
サンプルのクレーム
先日、あなた方のサイトから赤色のあかべこを注文いたしました。商品が到着して大変楽しみに開封したところ、中身は黄色のあかべこでした。再度、注文の確認をしましたが、確かに赤色を選択しております。私は特に赤色を楽しみにしていたため、このようなミスが発生したことは非常に残念です。誠に申し訳ございませんが、正しい商品との交換、または対応方法についてお知らせいただけますでしょうか?
何卒、よろしくお願い申し上げます。
では、以上の内容でchatGPTモジュールを変更して試してみましょう!
返答はおおむね良さそうです!
kintoneにデータ登録
Sample dataはLINEの返信か以下のサンプルを利用しましょう
{
"緊急度": "高",
"返信内容": "誠に申し訳ございません。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。お手数ですが、注文番号とお客様のお名前をお教えください。すぐに確認し、正しい商品との交換、または返金手続きをさせていただきます。再度、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。"
}
Run onceを再実行し、LINEBotの挙動を試してみましょう!
まとめ
プロンプトは改善の余地はまだありそうですが、
お客さま問い合わせをchatGPTに分析させ、
kintoneに情報を登録するところまでササっとできました!
次のステップに進みましょう!