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Make✖️DifyでLINEボットを作る

Last updated at Posted at 2024-05-09

はじめに

最近Difyというサービスが大盛り上がりです。
ノーコードで、複雑なLLMのフローを簡単に作成することができ、
例えば、こんな複雑なフローもものの10分程度でパパッと作ることができました。

「質問入力」=>「Google検索」=>「検索結果をgptにまとめさせる」

スクリーンショット 2024-05-09 8.12.52.png

さらにすごいのは、「公開する」ボタンを押すと、URLが発行され、それを人に共有することが出来ます。
GPTsは無課金ユーザーには勧めにくい、という大きな欠点があったが、それが補完されている形ですね。

さらに、なんと、このワークフローはAPI経由でも使うことが出来るので、LINEBotなどの日常の使いやすいツールに組み込むことが出来ます!!!

実装

事前準備

こちらの記事を参考に、自分のアプリケーションが作ってある状態から記事が始まります!

また、MakeとLINEBotを繋げる方法についても割愛します。
以下の記事なんかを参考に、おうむ返しLINEBotを作っておいてください。

Difyの操作

DifyのAPIキーを取得する

作成したワークフローの左側のサイドバーの「APIアクセス」を選択し、右上の「APIキーボタン」を押し、
APIシークレットキーを入手する

スクリーンショット 2024-05-09 8.29.00.png

withMakeの操作

事前準備

MakeとLINEBotを繋げる方法についても割愛します。
以下の記事なんかを参考に、おうむ返しLINEBotを作っておいてください。

最終的な全体像

まずは最終的な形です。LINEモジュールが二つ並んでいるところに、HTTPモジュールとJSONモジュールを追加していきます。
スクリーンショット 2024-05-09 8.33.17.png

HTTPモジュールの設定

HTTPモジュールの「make a request」を追加する
スクリーンショット 2024-05-09 8.32.33.png

最終的には以下のように設定します。

URL:https://api.dify.ai/v1/workflows/run
Method:POST
Headers
    Content-Type:application/json
    Authorization:Bearer あなたのDifyのAPIキー
Body type:Raw
Content type:JSON(application/json)
Request content:{
"inputs":{"Difyの開始モジュールで設定した変数名":"{{1.events[].message.text}}"},
"response_mode": "blocking",
"user": "abc-123"
}

Request contentのinpustの中はDifyの「開始」で設定した変数名です。
Difyを記事の通りに設定した場合は「Input」になります。
userはなんでもいいみたい

が、JSONのパース用にデータを取りたいので、Request contentのInputの中身を固定文字列にして単体で動かしてデータを取得します。

{
"inputs":{"Difyの開始モジュールで設定した変数名":"Difyってなに?"},
"response_mode": "blocking",
"user": "abc-123"
}

HTTPモジュールを右クリックし、「Run this module only」を選択
スクリーンショット 2024-05-09 8.46.01.png

実行後、OUTPUTのDataの中身をコピー
スクリーンショット 2024-05-09 8.48.32.png

データを入手できたら、Request contentのInputの中身を忘れずに修正しましょう。

{
"inputs":{"Difyの開始モジュールで設定した変数名":"{{1.events[].message.text}}"},
"response_mode": "blocking",
"user": "abc-123"
}

JSONモジュールの設定

JSONモジュールのparseを選択し、Data structureの「Add」ボタンを押し、「generate」に先ほどのDataをコピペ。
するとDifyからのデータを分解して扱うことができます。
LINEBotの返答として使いたい部分は、outputsのtextの中に入っています。
スクリーンショット 2024-05-09 8.50.16.png

LINEモジュールの設定

あとは、LINEBotの返信内容をJSONモジュールのoutputs: textを指定して完了です!
スクリーンショット 2024-05-09 8.54.02.png

完成

LINEBotに質問するだけで、検索していい具合に返してくれるというとても実用的なのがあっという間にできちゃいました!
スクリーンショット 2024-05-09 0.45.24.png

無料だと、検索APIが月に100件だけ(2024/5/8現在)という制限がちょっときついですが、
Difyは他にもいろんな機能があって、会社のマニュアルなんかをベースに応答するチャットボットなんかもパパッと作れちゃうので、いろいろ試してみると面白いでしょう!!
いろいろ試してみてください!

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