oracle cloud infrastructure(OCI)でブートボリュームを拡張する手順

目次

• はじめに
• 手順1: ボリュームのサイズ変更
• 手順2: パーティションの拡張
• 手順2.1: OCI-Utils追加情報
• 確認

はじめに

OCIで新しいインスタンスを作成した際、初期のストレージ容量では不足する場合があります。この記事では、ディスクとパーティションのサイズを拡張する手順について説明します。

手順1: ボリュームのサイズ変更

1. OCIコンソールにログインし、拡張したいブート/ブロックボリュームを選択します。
   
2. 「編集」をクリックし、「初期ボリュームサイズ」の項目に希望する新しいサイズを入力します。
   
3. ニーズがなければ、他がディフォルトで「変更を保存」をクリックし、OS側でパーティションの拡張を行います。
   

パーティションの拡張手順(コマンド)

以下のコマンドをインスタンス上で実行します：

sudo dd iflag=direct if=/dev/oracleoci/oraclevda of=/dev/null count=1
echo “1” | sudo tee /sys/class/block/`readlink /dev/oracleoci/oraclevda | cut -d’/’ -f 2`/device/rescan

手順2: パーティションの拡張

#lsblkコマンドを実行し、デバイス名を確認します。
lsblk

sudo /usr/libexec/oci-growfs

#すべてが正常に完了した場合、lsblkを再度実行して、パーティションが拡張されたことを確認します。
lsblk

手順2.1: OCI-Utils追加情報

しかし、この手順をうまく完了できない場合、例えばoci-growfsがない場合は、以下をご覧ください。

追加: oci-growfsがないの対処法

ここでは、行うべき追加手順を説明します：

以下のコマンドを実行してください：

git clone https://github.com/oracle/oci-utils.git
cd oci-utils
python3 ./setup.py build
sudo python3 ./setup.py install
# the following will expand your volume(s)
sudo ./libexec/oci-growfs

確認

以下のコマンドで確認します。

lsblk
df -h