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LattePanda Alpha 864s(OS非搭載モデル)に Windows 10 を新規インストール

Last updated at Posted at 2019-12-12

概要

シングルボードコンピュータ「LattePanda Alpha 864s(OS非搭載モデル)」の開封からWindow10のインストール、ドライバの導入までの備忘録です。

初期状態

本体はスイッチサイエンスから購入。販売価格は、2019年12月12日の時点で47,080円です。別途、アダプタの購入も必要です。なお、ボードはむき出しなので静電気に要注意!(少なくとも付属のスタンドを取り付けましょう)

「OS非搭載モデル」ですが、初期状態で英語版の Window10 がプリインストールされています(ただし、ラインセンス認証がされていません)。

パッケージ同梱の「User Manual」の p.5 の「Getting started」の記載に従って操作すると、プリインストールされている Windows10 が立ち上がってきます。初回の起動は、かなり遅めです。また、ボード上の冷却ファンは温度が高くならないと回転しません(寒い部屋で作業したので、最初のうちはファンが止まったままで初期不良か?と心配になりました)。

プリインストールの Windows が問題なく起動すれば、初期不良かどうかはチェックできますね。

今回は、この Windows ではなく、別途用意した Windows10 を LattePanda にインストールしていきます。

インストールの準備

LattePanda は、USB接続のDVDドライブを接続し、そこからWindowをインストールすることはできないようです。一応、試してみたのですが、できませんでした。

そのため、ブート可能なUSBメモリを用意して、そこに Windows10 インストールディスクのイメージを展開して、それを使ってインストールしなければなりません。

ディスクのイメージの取り込み

Windows10 のインストールディスクからイメージ(ISOファイル)を作成します。Windowの標準機能ではディスクからISOファイルを作成できないので、適当にソフトを探してきて使います。私は、StarBurn というソフトを使いました。

USBメモリにISOファイルを書込み

ブート可能なUSBメモリとして設定しなければいけません。これも、Windowの標準機能でやろうとすると大変なのでソフトを使います。私は Rufus というソフトを使用しました(色々と細かい設定もできるようですが、デフォルト設定で書き込んで問題ありませんでした)。

USBメモリを用意して、Rufus を使って、先ほどディスクから取り込んだISOファイルを書き込みます。USBメモリの容量は、16GB のものを使用しました(8GBもあれば大丈夫なようです)。

インストール

LattePanda の起動時(側面のパワーボタンを3秒押下したあと)に ESC を連打して UEFI/BIOS 画面に行きます。Boot のタブの Boot Option Priorities を次のように設定します。

Boot Option #1 [UEDI OS (Sony Storage Media 0100)]
Boot Option #2 [Disabled]
Boot Option #3 [Disabled]

つまり、起動優先順位の1番目に USBメモリ(今回はSonyのUSBメモリをつかったので上記のような表示になります) を割り当てて、あとは無効にしています。

私の場合、#2、#3 をしっかりと [Disabled] で無効にしないと( #2 にプリインストールの Windows の [Windows Boot Manager (MMC - HCG8a4)] が割り当てられている状態だと)、USBメモリ からインストーラが起動しませんでした。

また、起動デバイスの候補に USBメモリが表示されなければ、インストール用USBメモリの作成に失敗していると思われます。

あとは、Save & Exit のタブから、Save Changes and Reset を選んで再起動してあげると、USBメモリからWindowsのインストーラが起動します。あとは通常のインストールと同じです。

なお、Windowsインストール後に、Boot Option Priorities は、もとに戻さなくても自動的に次のようになっていました。

Boot Option #1 [Windows Boot Manager (MMC - HCG8a4)]
Boot Option #2 [Disabled]
Boot Option #3 [Disabled]

各種ドライバのインストール

グラフィックスなどの基本的なドライバは Windows Update によって自動的にインストールされます(便利!)。ドライバを完全に最新にしたい場合は、インテル ドライバー&サポート・アシスタントにアクセスして、ドライバの確認とアップデートをかけます。

つまずいたところ

上記インテルのサイトで最新ドライバをあてても、次のように 不明なデバイス がひとつだけ残ってしまいます。とても気持ち悪いです。

ドライバ.png

デバイスのプロパティに「Intel Serial IO I2C Host Controller - 9D61」とあるので、それを探して手動で入れるだろうと思い、ネットで探してドライバの更新をやってみたのですが、失敗。

「なぜ?」と、結構な時間を使ってしまいました。

正解は、LattePandaの公式HPにある Touch Panel Drivers をダウンロードして、手動で導入します。これで、デバイスマネージャー上では、すべてのデバイスが認識されました。

おまけ

UEFI/BIOS 画面の Chipset タブから、冷却ファンの設定(何度以上で動き出して、何度以下で止めるか)が変更できます。

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