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Ubuntu16.04(on WSL)にRubyをインストールする

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Windows Subsystem for Linux上で動くUbuntuにRubyをインストールしてみたので、その手順をメモとして公開します(目新しい情報はないと思います)。
今回は複数バージョンのRubyを使うことを想定し、rbenvとruby-buildを用いてRuby環境を構築することにしました。

rbenvとruby-buildのインストール

まずはインストール済みパッケージのアップデート

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade

ruby-buildに必要なパッケージをインストール

必要なパッケージはruby-buildのWikiに記載されています。

$ sudo apt-get install autoconf bison build-essential libssl-dev libyaml-dev libreadline6-dev zlib1g-dev libncurses5-dev libffi-dev libgdbm3 libgdbm-dev

rbenvのインストール

rbenvのBasic GitHub Checkoutに従うだけ。とても簡単。

$ git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv

bashの拡張機能が早くなるようなので、おまじない的に実行しておく(失敗しても気にしない)

$ cd ~/.rbenv && src/configure && make -C src

Pathの設定とrbenvをシェルに統合するためのおまじない

$ echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile

ruby-buildのインストール

ruby-buildのInstallationにある"As an rbenv plugin"に従うだけ。

$ mkdir -p "$(rbenv root)"/plugins
$ git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build

さて、ここまで終われば後はRubyをインストールするだけです。

Rubyのインストール

インストール可能なRubyのバージョンを調べる

$ rbenv install --list

ずらずら~っとインストール可能なRubyが表示されるので、目的のバージョンを探します。
今回は2.5.0をインストールしてみました。
実行するとこんな感じにインストールが始まります。そこそこ時間がかかります。

$ rbenv install 2.5.0
Downloading ruby-2.5.0.tar.bz2...
-> https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.5/ruby-2.5.0.tar.bz2
Installing ruby-2.5.0...
Installed ruby-2.5.0 to /home/cocoabreak/.rbenv/versions/2.5.0

これだけではまだRubyを使うことができません。試しに以下のコマンドを実行してみると……

$ ruby --version
rbenv: ruby: command not found

The `ruby' command exists in these Ruby versions:
  2.5.0

こんな感じにコマンドが無いよと怒られます。
これはRubyのインストールは行ったものの、どのバージョンを使用するかまだrbenvに教えてないからです。

Rubyをインストールした後に一度rehashして、使うバージョンを指定しましょう。今回はディレクトリー単位にRubyのバージョンを切り替えられるよう、localモードでバージョン指定しています。

$ rbenv rehash
$ rbenv local 2.5.0

改めてRubyのバージョンを確認してみましょう。

$ ruby --version
ruby 2.5.0p0 (2017-12-25 revision 61468) [x86_64-linux]

無事Rubyが使えるようになりました。

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