はじめに
僕は実務未経験から3ヵ月間プログラミングを勉強し、Webエンジニアに転職することができました。
この度、Webエンジニアとして内定をいただくことができました。
— cocoa-engineer@未経験からRailsエンジニア (@CocoaEngineer) November 11, 2019
モダンな環境で、人柄も素敵な方々ばかりで、楽しみです。
8月から勉強を始め、31歳+未経験+独学+働きながらでしたが、諦めずに続けてよかったです。
転職はゴールではなくスタートなので、今まで以上に勉強していきたいと思います。
そこで、僕の実体験を元に未経験からWebエンジニアに転職するまでの3ヵ月について、書かせていただこうと思います。
同じように、未経験からの転職を目指している方の参考になれば幸いです。
自己紹介
- 年齢:31歳
- 学歴:法学部卒
- 職歴:公務員
僕は、文系卒の公務員で年齢も31歳と決して若くありません。
勉強を始めるまで、プログラミングのプの字も知りませんでした。
また、プログラミングスクールには通わず独学で勉強することとし、公務員として働きながら、平日の夜と土日を使って勉強をスタートしました。
1ヵ月目前半:プログラミングに触れてみる
上記のとおり、プログラミングに全く関わったことがなかったので、まずはプログラミングに触れてみることから始めました。
最初に使った学習サイトは、Progateです。
何から手をつけていいのか分からなかったので、とりあえず全てのレッスンを一通りやってみることにしました。
今思えば、ある程度言語を絞って学習した方が効率がよかったと思います。しかし、当時の僕は言語などについて全く知識がなかったので、とりあえず一通りやってみました。
Progateを終えたところで、次は学習する言語を絞ることにし、いろいろと調べていく中で、Rubyという言語に興味が湧きました。
Rubyの特徴としては、楽しくプログラミングができるように設計されており、また、日本人のまつもとゆきひろさんによって作られたため、日本語文献が多く、初学者でも比較的学習しやすいことが挙げられます。
また、僕が転職を希望していたような、フルリモートやフレックスタイム制など、いわゆる自由な働き方で、かつエンジニアとしてのスキルアップがしやすい環境で開発をしている企業に、Rubyを使っている企業が多いということも決め手になりました。
1ヵ月目後半:言語の選択
Progateを終えた次の段階として、RubyのフレームワークであるRuby on Railsを学ぶことができる、Railsチュートリアルの学習を始めました。
しかし、Railsチュートリアルは初学者にとってかなり難易度が高く、一度やっただけではほとんど理解することができませんでした。
よく、Railsチュートリアルで挫折する方が多いという情報を目にしますが、本当にその通りだと思います。
僕の場合、年齢的にも未経験の業界に飛び込むのは厳しい状況だったので、やるしかない!という思いから、何とかモチベーションを保つことができました。
最終的には、Railsチュートリアルを3周くらいは勉強したと思います。
2ヵ月目前半:Udemyや書籍での学習
Railsチュートリアルをある程度理解できるようになってきたところで、Rails以外の学習にも取り掛かりました。
具体的には、Udemyを使ってGit、SQL、AWS、Dockerなどの学習や、「Webを支える技術」、「リーダブルコード」、「プロを目指す人のためのRuby入門」などの技術書を読んだりしました。
2ヵ月目後半:ポートフォリオの作成
Railsチュートリアル、Udemyなどで一通り学習したところで、早速ポートフォリオの作成に取り掛かりました。
もっとインプットに時間をかけてもよかったのかもしれませんが、自分の場合飽きっぽい性格のためだらだらと続けると途中で辞めてしまいそうだったので笑、鉄は熱いうちに打て!という感じで、早い段階でポートフォリオを作ることにしました。
ポートフォリオは、Railsチュートリアルで学んだ機能に、さらに機能を追加したようなものを作りました。
具体的には、「コメント機能」、「いいね機能」、「通知機能」、「検索機能」、「Deviseによる認証機能」、「Rspecによるテスト」、「Googleアカウントでのログイン機能」などを実装し、インフラにはHerokuではなく、Docker、AWS、CircleCIなどを使いました。
また、アプリを使うのは他でもないユーザーなので、ユーザーが本当にそのアプリを使いたいと思うかどうかを自分なりに考えて、ポートフォリオを作ることを意識しました。
ただ単に既存アプリのクローンを作るのではなく、UIを工夫してみたり、あえてログイン機能を付けない、ページ遷移を少なくする方がユーザーにとって使いやすいのではないか、などユーザーフレンドリーの観点からポートフォリオのアイデアを考えていくのも重要かなと思います。
3ヵ月目:転職活動
この頃から転職活動を始めました。
WantedlyやGreenなどの求人サイトに登録し、興味があるところにひたすら応募し続けました。
応募の結果としては、面接まで進むことなくお祈りメールをいただくことがほとんどでしたが、運良く数社の企業から面接をしていただけることとなり、最終的には、3社から内定をいただくことができました。
面接時に評価されたポイント
面接時に評価されたポイントとしては、「自走力」だったのかなと思います。
ポートフォリオ自体は技術的には大したものではなかったと思いますが、未経験者が働きながら独学で勉強し、3ヵ月でポートフォリオを作成したという意欲を、どの企業からも高く評価していただきました。
また、上述したように、ポートフォリオをユーザーフレンドリーの観点から自分なりに考えて作ったこともよかったのかなと思います。
ポートフォリオを提出する場合は、面接時にポートフォリオの内容(作った理由や作成において心がけたポイントなど)を聞かれることが多いので、アイデアの段階から面接を意識したポートフォリオを作りをしていくことも大切かと思います。
また、Twitterで学習に関するアウトプットをしていた点も高評価に繋がったようです。
最後に
僕の場合3ヵ月で内定をいただくことができましたが、エンジニアとしてのスキルはまだまだひよっこです。
転職はゴールではなく、スタートなので、これからも今まで以上に学習を継続していきたいと思います。
この記事が、少しでも多くの方の参考になれば幸いです。