AWS Summit Japan 2024 レポート
はじめに
AWS Summit Japanは、Amazon Web Services (AWS)が主催するクラウドコンピューティングの最新トレンドや技術情報を学ぶことができる年次のイベントです。
2012年に日本で初のAWS summitが開催され、今年はなんと12回目の開催となります。
AWS Summit Japanの講演は7月5日までオンデマンド配信されているので、会場に足を運べなかった方や、当日オンライン視聴ができなかった方は以下のリンクより、ぜひ視聴してみてください。
※視聴には無料の会員登録が必要となります。
講演レポート
AWS Summit Japanでは、様々な講演が行われました。
以下に、特に印象に残った講演をまとめます。
基調公演
今年はAIと機械学習の分野でのAWSの進展が注目されました。
環境問題や、医療の分野でのAI活用シーンが紹介されました。
また、Anthropic社のスピーチでは生成AIの変革的な可能性を安全かつ、
いかに責任ある形で解放できるかということについて言及していました。
非常に興味が引かれる内容でした。
よくAIが人間を超えるということが言われていますが、
Anthropic社ではそうならないように事前に管理と検知を行うそうです。
自社データを用いた生成 AI の活用事例
コチラの講演は、生成AI活用におけるデータの重要性とデータの適用方式についてのものとなります。
生成AI利用には、データ品質が一番の課題とされているそうです。
確かに、せっかく生成AIを利用してチャットボットを開発しても
回答が正確でなければそれは活用できているとは言えませんよね。
また、AWSからは新しい生成AIよりも既存の生成AIを利用して、
カスタマイズすることをおすすめしているそうです。
カスタマイズには以下の3つの方式があり、
それぞれにメリットデメリットがあるので
気になる方はぜひご自身でも調べてみてくださいね。
・検索拡張生成(RAG)
・FINE-TUNING
・事前学習
ノベルティの紹介
ノベルティはAWS Summit Japanの醍醐味の一つですよね。
私がもらったノベルティの中で印象的なものをご紹介します。
クッション
1日目と2日目それぞれで先着5000名にクッションが配布されています。
基調公演は先着指定席なのですが、指定席にクッションがおかれていました。
椅子にずっと座っているとお尻や腰が痛くなるので、このクッションに救われました。
入浴剤
ルーレットを回して、景品がもらえるシステムでした。
パジャマやTシャツ、扇子などもあり、どれも魅力的なものばかりでした。
ルーレット待ちで長蛇の列だったのですが、回転がよくすぐに自分の番になりました。
ステッカー
AWS認定資格を保有している人が利用できるAWS認定者ラウンジでは、
保有している認定に応じたステッカーが配布されました。
私はCLFとSAAを持っていたので2枚ステッカーをもらいました。
すべての認定資格を保有している場合は、
追加のステッカーとボトルがもらえたようで、
デザインはスタイリッシュでかっこいいものでした。
ボトルは大人気で1日目でなくなったようです。
また、今年の8月より、以下の認定がベータ版で追加されます。
また一歩All Certから遠のきましたね。頑張りましょう。
・AWS Certified AI Practitioner
・AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate
今回のレポートレポートにまとめ切れていない内容はたくさんありますが、
今後AWS Summit Japanへ参加を検討している方やAWSに興味がある方の参考になれば幸いです。