ぼくは建築CADの開発を生業としています。CADはOSネイティブな機能を頻繁に使うので必然的にデスクトップアプリケーション(Windows)となるわけですが、この界隈は若手が大いに不足しています。初老のプログラマーが老眼と闘いながら奮闘している世界なんです、かくいう私も。
自分がこの仕事を始めたころは、プログラマー35歳引退説が唱えられていて、ふーんそうなんだ?って思ってたけど、必要に駆られるとできてしまうんですね。一般的な会社だと35歳くらいで管理職になり、実戦から離れるから書けなくなるのではないでしょうか?むろん、目が悪くなる、集中力が無くなる、徹夜する体力が無くなる、など不利益なことが増えますが、コードを書いてさえいれば、経験でなんとかカバーしながら続けていけるようです。
しかしながら、とても難しいことが一つ、それは新しいものを受け入れる能力です。ラムダ式やらActionが出てきた時もGitが出てきた時も拒否反応が尋常ではありませんでした。結局試すまで3年くらいかかり、使ってみてもっと早く使えばよかったと後悔しきり。
長く現役でいるには、書き続ける事、新しいことを厭わず試してみる事、そして作りたいものがある事なのかなと思います。現段階でいうと自分は少なくとも60代後半くらいまで行けそうな気がしています、生きていれば
最後に若手の方へ。デスクトップアプリケーション作りも楽しいです。見捨てないで!!