EC2+ELBによるAutoScallingの基本的なやり方と
2020年6月にリリースされたAutoScallingのインスタンス更新の紹介です。
AutoScalling設定の流れ
起動テンプレートを利用した基本的な設定の流れは以下になります。
今回は固定で2つのEC2インスタンスを起動する設定とします。
・独自AMIの作成
・起動テンプレートを作成
・AutoScallingグループの作成
・ELBの作成
・ターゲットグループの作成
参考URL
起動テンプレートを使用した Auto Scaling グループの作成
AutoScalling設定
固定で2つのEC2インスタンスを起動する場合は以下それぞれに「2」を入力する。
- 希望する容量
- 最小キャパシティ
- 最大キャパシティ
大きなシステムを構築する場合は、固定ではなく動的にスケーリング設定を
行うと思います。AWSでも様々なスケーリングポリシーが設定できます。
ここでは割愛しますが、詳細は以下を参照してください。
Dynamic scaling for Amazon EC2 Auto Scaling
ヘルスチェック
AutoScalingグループのデフォルトのヘルスチェックはEC2ステータスチェックのみですが
ELBのヘルスチェックも追加することが出来ます。
(AutoScallingグループ設定でチェックする)
インスタンスの更新
2020年6月にリリースされた機能です。
インスタンスの更新に基づく Auto Scaling インスタンスの置き換え
今まではターゲットグループのインスタンスを更新したい場合は
手動でインスタンスをデタッチして更新する・・といった作業が必要で面倒でしたが
AutoScallingグループの機能で自動でインスタンスの更新を実施することが可能になりました。
以下のような流れでインスタンスの自動更新が行えます。簡単ですね!
更新の際には何%ずつ更新するのかの指定も可能です。
1.新しいAMIを作成
2.起動テンプレートを作成し、AutoScallingグループに設定
3.AutoScallingグループ>インスタンスの更新 から更新を指示
インスタンスのデタッチ、アタッチ
AutoScallingグループで管理されているEC2インスタンスを停止すると
EC2はTerminate(削除)状態となります。
削除したくない場合はAutoScallingグループからデタッチし、
作業実施後にアタッチしましょう。
アタッチはインスタンス一覧のアクションから実施可能です。
以上