ウェブのトゥイーンエンジンの老舗「GSAP(グリーン・ソック・アニメーション・プラットフォーム)」(旧 TweenMax)のnpmでの使い方をまとめる。
※本記事ではNode.js v14以上を開発環境に利用しているものとして、webpackでの利用方法を解説する。webpackの導入方法については記事「最新版で学ぶwebpack入門 - JavaScriptのモジュールバンドラ - ICS MEDIA」を参照のこと。
Babelでの使い方
次のコマンドを入力してgsap
モジュールをインストールする。
npm i gsap
詳しくはサンプルを参照。
TypeScriptでの使い方
次のコマンドを入力してgsap
モジュールをインストールする。
型定義ファイルはgsap
モジュールに含まれているので、別途インストールする必要はない。
npm i gsap
TypeScriptでは以下のように設定ファイルを用意した。
tsconfig.js
{
"compilerOptions": {
// TSはECMAScript 5に変換
"target": "es5",
// TSのモジュールはES Modulesとして出力
"module": "es2015",
"moduleResolution": "node"
}
}
webpack.config.js
module.exports = {
// モード値を production に設定すると最適化された状態で、
// development に設定するとソースマップ有効でJSファイルが出力される
mode: 'production',
module: {
rules: [
{
// 拡張子 .ts の場合
test: /\.ts$/,
// TypeScript をコンパイルする
use: 'ts-loader'
}
]
},
// import 文で .ts ファイルを解決するため
resolve: {
extensions: [
'.ts', '.js'
]
}
};
詳しくはサンプルを参照。
import 文の書き方
import { gsap } from 'gsap';
といった感じでgsap
から使いたいモジュールを読み込む。
イージングもgsapモジュールから読み込むことができる。GSAP 3では文字列でイージングを指定できるようになったが、importするのが好きな人は文字列でなくても大丈夫だ。
import { gsap, Bounce } from 'gsap';
おまけ
次の記事の作例をgsap v3にマイグレーションした。