はじめに
普段あまり使っていなかったけど、最近便利だなと感じたGitコマンドを備忘録としてまとめます。
利用可能なすべてのコマンドを標準出力に出力
git help -a
Git公式の基本的なコマンドのサンプルを表示
git help everyday
コミット間の差分ファイル一覧を取得する
git diff --name-only <コミットA> <コミットB> >> <出力先ファイル>
-
--name-onlyオプションで変更ファイル名のみを表示 -
<コミットA>と<コミットB>の間の差分を抽出 -
>>で結果を指定ファイルに追記
実行例
- リポジトリのルートで実行
-
~/Desktop/changed_files.txtに変更ファイルが追記される
git diff --name-only c60be7b e67c042 >> ~/Desktop/changed_files.txt
日付付きバックアップブランチを作成する
定期的なメンテナンスやマージ前に、現在のブランチを日付付きでバックアップしたい場合に便利なコマンド
git branch develop-backup-$(date +%Y%m%d) develop
-
$(date +%Y%m%d)で YYYYMMDD 形式の日付を自動挿入 -
developブランチを元にdevelop-backup-20250511のようなブランチを作成
実行例
# 今日の日付が 2025-05-11 の場合
git branch develop-backup-20250511 develop
これで、万が一のロールバックが必要になった際にも簡単に復元できます。
git show でコミットの詳細を表示する
git diffで詳細を見ていたのですが、pushしたコミットについては見れないので、メンバーに教えていただいた便利コミット。
git show <コミットID>
-
<コミットID>の変更内容（diff）を標準出力に表示 - オプションでフォーマットをカスタマイズ可能
オプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
--stat |
ファイルごとの変更行数サマリーを表示 |
--name-only |
変更されたファイル名のみを表示 |
--pretty=oneline |
コミットを1行形式で表示（ID とメッセージ） |
実例
git show --stat e67c042
commit e67c042
Author: 名前
Date: 2025-05-10 14:23:45 +0900
修正
screenshots/top.png | Bin 89369 -> 556222 bytes
1 file changed, 0 insertions(+), 0 deletions(-)
git show --name-only e67c042
commit e67c042
Author: 名前
Date: 2025-05-10 14:23:45 +0900
修正
screenshots/top.png
git show --pretty=oneline e67c042
e67c042 修正
diff --git a/screenshots/top.png b/screenshots/top.png
index f3286d4..8fcdc11 100644
Binary files a/screenshots/top.png and b/screenshots/top.png differ
まとめ
普段あまり使っていなかったけど便利なGitコマンドを紹介しました。