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【情報処理技術者試験】論文ネタの選び方

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はじめに

2024年度春季情報処理技術者試験にてITストラテジスト試験に合格しました。
論文作成をともなう試験としては4つ目の合格です。
自身、午後1はイマイチで合格点に満たず終わることはありますが、
午後2は幸いなことにA(合格ライン)の判定をいただいています。

私の論文ネタの選び方が少しでも参考になればと思い、この記事を執筆しました。

想定読者
情報処理技術者試験で論文試験に挑む方
前提
論文ネタの選び方に的を絞っています。章立てとか、当日の時間配分などのコツは市販の参考書をご購入ください。

目次

  1. 避けるべき論文ネタ
  2. おすすめの論文ネタ
  3. まとめ
  4. 参考文献

1. 避けるべき論文ネタ

一言で言うと「炎上プロジェクト」。これは題材にしない方が良いです。
具体的には当初計画からボロボロにリスケや仕様・要員変更されたプロジェクト。

論文試験では現場を感じられる生々しい内容が期待されます。が、
与えられた課題に対し、取り組んだ実績と評価の記載が大前提になります。
炎上プロジェクトは、問題の論旨にそって改ざんするシナリオをつくるのがかなり困難です。

「あれだけ苦労して隅々まで知っているし...」と思って書き始めると、
現実とのギャップでゴールが見えなくなります。(私は胃が痛くて手が止まる)

なので、要員変更や仕様変更などあれど、最後は当初計画内に収まるプロジェクト、
ぐらいを対象とした方が試験当日、余計に頭を悩ませずに済みます。
個人的に書きやすいのは、工期が1年間まで、金額が1,000万から2,000万規模感のプロジェクトかと。

2. おすすめのネタ

一方で、どんどん手が進むネタは...「私だったらこうするのに」と内心思う、
ちょっと不満やもどかしさを感じるプロジェクトがおすすめ。
実際は政治的な理由等でアクションできないケースだとしても、改善したいと思うプロジェクトは、
架空のシナリオベストプラクティスを意識したシナリオ
が次々とわいてきます。
(注: その試験区分の役割のキャラに必ずなりきること)

シナリオが完成しちゃえば、あとは試験時間内にひたすら書くだけです。

2.1. 例えば...

ITサービスマネージャ

課題共有の仕組みを整備した。しかし、解決した課題をユーザが完了としてマークしない。
結果、何が課題として残っているのかわからなくなっている。
だから定例会の場で解決した課題をまとめてクローズする。
...何一つ新しいことはない日常業務のモヤモヤからでもシナリオが組める試験区分。

プロジェクトマネージャ/システムアーキテクト

直接指示できない契約にある協力会社の進捗がよくない。
どうすれば良いかは見えている。
だから然るべき相手を通して処置をしよう。
プロジェクト推進のモヤモヤで、ならばこうすればいいかも?があれこれ浮かぶ区分。

ITストラテジスト

これができればユーザとWin-Win。でも、現実では予算や有識者の確保に手間どって進まない、
新しい取組へのモヤモヤに使える。
手法さえ具体化すれば、IoT・機械学習・AIなんでもありな勢いで書ける、やりやすい。
ちなみに「経営層をどう説得したか?」という問いが必ず設問に含まれるが、
「図に起こして一生懸命説明した」ぐらいの書きっぷりでもなんとかなる(参考書のサンプルにも似た記載がたまにある)

まとめ

プロジェクトを一定数こなした前提のネタ選びなので、あまり学生、新人向けの記事ではないかもしれません。ただ、自身としてはこの試験、プロジェクトに対する姿勢のアウトプットだと思っているので、そういう視点でみてしまうのかも、と。

この区分の資格を持っている人と話をすると、物事を進める上で自身の考えを持った、安心して取り組める方だな、炎上しないプロジェクトを回してきたのだな、と勝手に想像したりします。
そうありたいし、そう言われたいものです。

参考文献

  • プロジェクトマネージャは比較的多くの書籍が出ていますが、午後Iのパターン学習に良い?

  • 満遍なく読みやすいと感じる

  • ITストラテジストは他の区分と午後Iの解き方が違う、それを教えてくれた1冊

  • そして主催元

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