##はじめに
開発を行なったら、避けては通れない テスト
初心者はテスト工程から入ることが多いと思います。
テストを行うときは、テスト項目書どおりの手順でバグが起こらないことを確認します。
条件があり、確認項目があります。
テストに慣れている人であれば、その他おかしな点(確認項目にない箇所)を確認すると思いますが、新人は確認内容だけを重視してしまう可能性があります。
(僕がそうだっただけです)
#作成時に気をつけること
項目書作成するときは、テストで確認をしたい観点を明確にする必要があります。
- 確認観点を作成
- マトリックスを作成
- 最大桁数、最大表示数、最小値、null・空文字の許容
##確認観点を作成
一番大切な確認観点の作成
確認観点さえしっかり仕上げていたら、問題ないと言うのも過言ではないくらいに大事です。
(過言ですが、、、)
観点作成は、テスト項目書1個1個を作成前に認識合わせ、作成中に再確認する為にも必要なものです。
###例
- 新しい画面を追加した場合
- ボタン制御を確認したい。
- 画面間の引き継ぎ情報を確認したい。
- 画面の音声、文言、タイマー設定を確認したい。
上記内容を確認観点に残しておけば、作成する際にテストの項目を考えることができますし、後から画面でバグが見つかった時に、観点として何が足りなかったのかを見つけることができます。
##マトリックスを作成
テスト項目書を作成する時にマトリックスを作成するのが、網羅率を上げる為にも必要です。
###例
ボタン1制御ありボタン2制御あり
ボタン1制御なしボタン2制御なし
ボタン1制御ありボタン2制御なし
ボタン1制御なしボタン2制御あり
マトリックスを言語化したものですが、テスト項目書を作る為に、いくつかのパターンのテストを行います。
有無だけであれば、2パターンですが、二つの有無が発生したら4パターン三つの有無が発生したら8パターンと言葉だけだとわかりにくくなります。
ボタン1制御 | ボタン2制御 | 結果 |
---|---|---|
● | ● | 二つ表示 |
× | ボタン1のみ表示 | |
× | ● | ボタン2のみ表示 |
× | ボタン表示なし |
このように表にまとめると、漏れがないかの確認も簡単になります。
表を一から作るのは難しいかもしれませんが、先に苦労を取れば、後から楽できます。
##最大桁数、最大表示数、最小値、null・空文字の許容
確認観点の作成とマトリックスで表を作成しました。
そこでテストを詳細化する為に、最大値最小値確認も必要です。
先ほどのボタンであればbool型の0か1の確認ですが、文言のString型やInt型だと許容範囲外が来た場合に例外処理を起こしてしまいます。
例外処理が正しく行われるか、運用上MAXの値を許容できているか、画面の表示範囲を超えていないのかを確認することは大切です。
#最後に
テスト項目書は仕様書をテスト化したものでもあります。
観点を追加する際には、仕様書を理解する必要がありますので、まずは、どのように動くことが正なのかを理解して各動きを当てはめていきます。