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Vim 原理主義者である私の最強にして究極の ~/.vimrc を公開する

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この文章のターゲット

この記事は、Vim 原理主義者の ~/.vimrc を公開するものです。何か特定のプラグインやキーバインドを紹介するものではありませんので、そこはご注意ください。

原理主義

原理主義とは

コンピュータ界隈には、時に畏れ敬われ、時にあざ笑われような"原理主義者"と呼ばれる人々が存在します。

この語について述べる前に、真逆のものをイメージしてみてください。みなさんの周りには、このような人はいませんか。

  • Caps Lock と Ctrl を入れ替える
  • Mac ユーザなのに HHKB を使う
  • ~/.bashrcalias vim='emacs'という記述がある

このような設定をしている人々は、原理主義者ではありません。原理主義者というのは、Emacs を使用していてどれほど左小指が痛くなろうと、包み込まれるような打鍵感の誘惑に負けそうになろうと、また Emacs 急先鋒であろうと、マシンではなくあくまで自分を適応させようとする人々のことです。

すべてにおいて原理主義者である人は非常に少なく、誰かが原理主義者であるとするならば大抵は、「〇〇原理主義者」と呼ばれるのが一般的です。たとえば、上に挙げた3つのようなことに強い嫌悪感を示し、あくまで Apple が設定したデフォルトを愛し使い続けようとする人々は

Mac 原理主義者

であるとされます。

なぜ人々は原理主義者になるのか

コンピュータを愛するギークや、こだわりの強い人々は、自分の愛するものが

"洗練"されており
何らかの"対称性"をもち
"一貫性"がある

ことを求めます。

それらの3つの必要条件を"最強の進化"や"最強の変態"によって達成する人がいれば、"必要かつ十分な装備"や"速度と機能度の両立"によって満たす人もいます。

その一方で、"何も変更しない"や"初期状態"こそが最強であると考える人もいます。それが原理主義者なのですが、彼らはこう考えています。

  • "デフォルト"とは至高の洗練、対称性、一貫性である
  • カスタマイズとはそれらの美しさを"汚す"行為である
  • 世界中の何万台ものマシンが自分の環境と完全に同一の状態にある

Ctrl ボタンは左最下部(だけど最左端じゃない)にあるよりも、a ボタンの左にあったほうが良いです。一生で小指への負担がどれほど減るのか、考えただけで眠れなくなります。

しかし、かといってキーバインドの設定を実際にやってしまうというのは、愛する Mac を否定することであり、葛藤しながら Caps Lock と Ctrl の配置をこのように決定した Apple のエンジニアへの冒涜にほかなりません。こうして私は、Mac 原理主義者であり続けるのです。

そして世界中のエンジニアも原理主義者であり続けるのです。

私の ~/.vimrc

様々な人々が、自分の自慢の ~/.vimrc を公開しています。私もその例にもれず、自分の ~/.vimrc を愛しているし、誇りを持っています。自分が長い時間と苦労をかけて辿り着いた極地を公開するのは恥ずかしい気持ちですが、

これが、私の ~/.vimrc です。

~/.vimrc

究極の ~/.vimrc に至るまで

エディタ戦争における Vim

Editor War と呼ばれる聖戦で、Vim 側の人間の主張は、最終的にはこれに落ち着くとされています。Vi と Vim は今同一サイドにいるわけですが、

Ubiquitous. Essentially all Unix and Unix-like systems come with vi (or a variant) built-in. Vi (and ex, but not vim) is specified in the POSIX standard.

要するに

「デフォルトで入ってる!」

これが Vim の最強の武器です。Vim 信者を支える唯一の真実でもあります。「デフォルトの OS で Emacs はないけれど Vi はある」、これが Vim こそが UNIX および Linux において公式であり公認の唯一のエディタであるという証明です。

それが Vim はデフォルトであるべきだという Vim 原理主義者たちの教義になっています。

Vim と Emacs の立ち位置

Vim 原理主義者によると、Vim と Emacs の立ち位置は以下のようになっています。

  • Vim はデフォルトのエディタ。デフォルトの状態こそが最も洗練されていて、対称性があり、一貫性がある
  • Emacs は改造に改造を重ねて手に馴染ませた状態こそが最強

Emacs は、使うほどに色艶が増す漆器のようなものです。使って初めて完成する、汚して初めてエディタとなるエディタです。それこそが Emacs の洗練であり、対称性であり、一貫性なのです。

一方で Vim に関しては

「デフォルトの Vim こそが究極の Vim である」

というのが、Vim 原理主義者たちの思いです。

結論

Vim の存在意義を考えたとき、Vim 原理主義者たちが至った結論はこうでした。

デフォルトの Vim こそが究極の Vim である

それこそが Vim 原理主義者である私が、この ~/.vimrcに辿り着いた理由です。

さいごに

ちなみに、僕はどっちかというと Emacs 派です!

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