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Redmine3.3.0インストールメモ(Windows7+proxy環境)

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対象になるのは以下の環境。
Windows7(32bit)
Ruby2.2.5
Ruby on Rails5.0.0.1
Redmine3.3.0

ほとんど素のWindows7環境にRedmine3.3.0をインストールしたので、その手順をメモ。
ポイントは、社内環境なのでproxyを超える必要があった、ということ。
いろんなサイトを参考にさせてもらったけど、それらが一か所にまとまっててもいいかと思い
備忘のために記述。

Redmineは一番新しい3.3.0を選択。
「本リリースは2015年12月にリリースされたRedmine 3.2.0以来のfeature releaseであり多数の新機能が追加されています。」
ということなのでまあ新しいほうがいいだろうということで。

動かすためにはRubyとRuby on Railsが必要。Rubyは2.2.5を使用。一番新しいのは2.3.1だけど、
これだとPostgreSQLと繋ぐのに自力でバイナリを用意することなる。そこまでの技術力はないので
素直に2.2系の最新版を採用。
参考: https://teratail.com/questions/37195

Ruby on Railsはインストーラ任せにしたら最新の5.0.0.1が入った。

データベースはPostgreSQLのこれまた最新版9.6RC1を選択。

1.インストーラの準備

PostgreSQL
http://www.enterprisedb.com/products-services-training/pgdownload#windows
自分のOSに合わせて最新の32bit版をダウンロード。

Ruby
http://rubyinstaller.org/downloads/
何通りかインストール方法があるけどrubyinstallerを使う。
ここからは32bit版の2.2.5と、Development Kitのコーナーから
「For use with Ruby 2.0 and above (32bits version only):」
のDevKitをダウンロード。

Ruby on Rails
はネットワーク経由でインストールするのでインストーラは必要ない。

Redmine
http://www.redmine.org/projects/redmine/wiki/Download
最新版をダウンロード。

2.ファイルの展開

Redmine(zipファイル)とDevKit(自動解凍ファイル)は圧縮ファイルなのでそれぞれ展開する。
Dドライブがスカスカなのでそこに展開した。

D:\redmine-3.3.0
D:\DevKit

3.環境変数の設定

後で使うgemコマンド、bundlerコマンドはそのままだとproxyを超えられないので、
環境変数http_proxyでproxyサーバのアドレス、ポート番号を教える必要がある。
設定値は"http://proxyサーバ名:ポート番号/"。
setコマンド叩いて


http_proxy=http://proxy.alpha.com:8080/

とか表示されればOK。

今回はproxyサーバ自体の認証は不要だったけど、必要な場合は下記を参考に。
参考: http://d.hatena.ne.jp/allez_wk/20100929/1285767671

あと必須ではないが便利なので、設定ついでに環境変数PATHの末尾に"D:\DevKit"を追加しておく。

4.PostgreSQLのインストール

「管理者として実行」でインストーラを起動。設定値は基本デフォルトで進める。
インストール先は例によってD:\PostgreSQL。管理者ユーザもインストーラに作らせる。
パスワードは忘れないように。
最後に出てくるスタックビルダは今回の作業には必要ないのでそのまま終了。

WindowsメニューからpgAdmin4を起動する。最初真っ白な画面が出るかもしれないけど
30秒くらい待って管理コンソール画面が出ればOK。
参考: http://lets.postgresql.jp/documents/tutorial/windows/

5.Rubyのインストール

「管理者として実行」でインストーラを起動。使用言語は日本語でいい。インストール先は
またまた例によってD:\Ruby2.2。
気をつけるのはインストール先の選択時に聞かれる
「Rubyの実行ファイルへ環境変数PATHを設定する」を必ずチェックする
ところ。あとはインストーラ任せで最後まで。

確認は、コマンドプロンプトを開いてそのままの状態で


ruby -v

と叩いてバージョンが表示されればOK。(インストールされてPathも通っている)
参考: https://www.oiax.jp/rails/zakkan/rails_4_2_installation_on_windows.html

6.Ruby on Railsインストールの前準備

コマンドプロンプトで


devkitvars

を叩く。3.でD:\DevKitにPathを通していれば動くはず。
これはインストール作業に必要な環境変数を追加するコマンドなので必ず実行しておく。
インストール作業中にコマンドプロンプトを開きなおしたら、最初にこのコマンドを叩くようにする。

RubyGemsを最新化する。コマンドプロンプトで


gem update --system

と叩く。問題なく実行できるはずだけど、エラーが起きたら環境変数などを確認する。

Bundlerをインストールする。コマンドプロンプトで


gem install bundler

と叩く。

7.Ruby on Railsのインストール

コマンドプロンプトで


gem install rails

と叩く。これでその時点の最新版のrailsがインストールされる。ちなみに


gem install rails --version="4.2.6"

のように叩けば任意の安定バージョンをインストールできる。
インストールが終わったら


rails -v

と叩いてバージョンが取得できればOK。

先述の
https://www.oiax.jp/rails/zakkan/rails_4_2_installation_on_windows.html
の最後のほうの動作確認をやってみると良い。

8.Redmineのインストール

参考: http://redmine.jp/guide/RedmineInstall/

基本的には上記サイトの通り。バージョンの違いなどによる注意点などを列記する。
操作するファイルはすべてさっき展開したD:\redmine-3.3.0の下にある。

DBユーザの作成はpgAdmin4のコンソール画面から可能。


CREATE ROLE redmine LOGIN ENCRYPTED PASSWORD 'my_password' NOINHERIT VALID UNTIL 'infinity';
CREATE DATABASE redmine WITH ENCODING='UTF8' OWNER=redmine;

config/database.yml.exampleをコピーしてconfig/database.ymlを作り、PostgreSQL用の
接続情報を書く。この時production以外のエントリ(development,test)は削除しといたほうがいい。
残しとくと以後のステップで余計なエラーが出るから。
記述例


production:
  adapter: postgresql
  database: redmine
  host: localhost
  username: redmine
  password: my_password

bundleコマンドを使ってredmineをインストールするけど、この時Gemfileを使用するので、
コマンドプロンプト内でD:\redmine-3.3.0に移動してから以下のコマンドを叩く。


bundle install --without development test rmagick

インストールしようとする環境にImageMagickがあれば最後のrmagickは付けなくてもいい。

セッションストア秘密鍵の生成は次のコマンドで行う。


rake generate_secret_token

Warningが出るけどとりあえず無視しても大丈夫。

データベース操作用の環境変数をセットしてから、テーブル生成とデフォルトデータの登録を行う。


set RAILS_ENV=production
rake db:migrate
rake redmine:load_default_data

9.動作確認

D:\redmine-3.3.0の下で、下記コマンドを叩く。(参考URLではscript/railsになってるけどbinが正しい)


ruby bin/rails server webrick -e production

ここでもWarningが出るけど無視して、ブラウザで http://localhost:3000/ にアクセスして
redmineの画面が出たらOK。

あとは下記を参考に初期設定していけばいい。
参考: http://redmine.jp/tech_note/first-step/admin/

おしまい

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