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プロジェクト管理にWrikeを求めるのは間違っているだろうか

Last updated at Posted at 2018-12-22

本記事はCyberAgent Developers #2 Advent Calendar 2018 の20日目の記事となります。

##はじめに
Sumzapでサーバエンジニアをしています@chrno001です。

皆さん、プロジェクト管理/タスク管理においてどんなツールを使っていますか?
プロジェクトの成否も日々の業務におけるスケジュール作成・進捗管理などを効率的に行えているかどうかが大きく影響するのではないかと考えます。
その為にも皆が使いやすいツールを選定することも重要ではないでしょうか?

・Excel
RedMine
MS Project
JIRA
Trello

自分は今までにExcelから始まり上記にあげたようなツールを使ってスケジュール作成やチームの進捗管理を行ってきましたが、現在のプロジェクトでは「Wrike」を使って管理するようになったのでそちらを紹介したいと思います。

Wrike導入について

そもそもWrikeを使い始めた経緯としては、グループ会社でWrikeを使い始めた所が増えてきて皆一概に「いいよーー」と言うので個人的に少し触ってみました。そうしたらいつの間にか惚れ込んでいたので、(まだ自分のチームのみですが)Wrikeを導入させて貰いました。
ちなみに自分がプロジェクト管理ツールに求めるポイントとして

・スケジュール作成・更新に時間がかからない
・タスク登録が簡単に行える
・ガントチャートは必須
・タスクの進捗が設定できる
・タスクにコメントができる
・ツールの導入・学習コストが低い(直観的に使える)

この辺りの事ができるのが重要でした。

Wrikeの個人的に良いと思う所

1.タスクを様々な形式(リスト、ボード、ガントチャート)で見ることができる

Wrikeの便利な所として、登録したタスクを様々な形式で見ることができます。

▼リスト
lsit.png

▼ボード(かんばん)
boad.png

▼ガントチャート
gant.png

使い方としては、

・タスク登録はリスト
・タスクのワークフロー(ステータス)更新はボード
・スケジュールの確認・調整にはガントチャート
と使い分けるとよいのではないかと思います。

2.ガントチャートでの修正が簡単

MS Projectを使っていた時にとにかく大変だったのが、スケジュールの更新でガントチャートをいじるとすぐに壊れてしまっていた事でした。
Wrikeはそのあたりよく出来ていて、ドラック&ドロップで簡単にガントチャート上で修正が行える印象です(ただし、そうは言ってもWrikeでも崩れる時は崩れるのですが><)
また、ソート機能もちゃんと効いてくれるのでタスクの絞り込みや人の絞り込みなど非常に簡単です。

3.タスク投稿用のフォームを自分で作成できる

form.png
上記は自分で作成した投稿フォームですが、こんな感じのフォームを管理者アカウントであれば簡単に作成する事ができます。

form2.png
チームメンバーは上記のフォームから新規タスクが発生した場合、タスク投稿するだけでWrikeにタスク登録する事ができます(自分のチームでは担当者が自分になるように設定してあり、その後スケジューリングして各メンバーのタスクに変更する流れをとっています)

wrikeのここはちょっと……という所

1.日本語対応が少し残念

あくまでも若干ですが、日本語対応が微妙な所が……。
一部の画面で日付表記がDD/MM/YYYY形式になっている所があるんですよね。ちゃんと表示されている所はされているんですが……。ちゃんと統一して欲しい所。
また、Wrikeからユーザー追加で招待メールを送り、招待メールにあるURLから飛んだ先のユーザー登録画面で名前入力の際に何故か全角文字列で名前を登録できないという問題があります。これはほぼ全ての人がハマりました><(あと姓と名の間に空白をいれないとやはり登録できません)仕方ないので自分たちはアルファベットで入力後、Wrikeにログインしてプロフィール画面から変更するようにしています。

2.値段が高い

自分達はBusinessプランを契約しているのですが、Wrikeちょっとお高めです。
Businessプランだと1ユーザー当たり$24.80/月と高いので、自分のプロジェクトでは有料アカウントをリーダーだけが持つようにし各メンバーは無料のアカウント(コラボレーターといいます)を作って使用する形をとっています。
コラボレーターだと機能制限がつき、基本的にはタスクのステータス更新とタスクへのコメント書き込みくらいしかできないのですが、上記で紹介したリクエストフォームを作ればタスク投稿もできますしスケジュールを更新するのは基本リーダーが行うので今のところは間に合っている状態ですね。
なお、Wrikeには無料のFreeプランもあるのですが、ガントチャートが使えない、サブタスクが作れない、リクエストフォームが作れないと結構主要機能がないのでとりあえずWrikeがどんなものなのか触ってみたいという人はFreeプランで試してみて、プロジェクトで利用しようとなった際には有料プランに切り替えることをオススメします。(ただ、もう少し料金安くなってくれると嬉しいのですが……)

さいごに

今回はプロジェクト管理ツールのWrikeについて書いてみました。
Wrikeには様々な機能があり自分もまだ網羅しきれていないですが、非常に直観的に使える良いツールだと思います。
プロジェクト管理において、ツールの良し悪しで成功・失敗が決まる訳ではありませんが、少しでも効率化する事ができれば今までそこにかけていた時間を別の事に利用できるようになるのでそういった意味でも、Wrikeを使う意義はあるかと思いますので興味がある方は是非1度触って頂ければと思います。

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