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curlでQiitaOrganizationのユーザー一覧を取得する方法

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やりたいこと

Organizationの「メンバー」ページで見られるユーザー名の一覧が欲しい。
たったこれだけ、しかも「たまぁに」一覧が欲しいだけ。

困ったこと

「ブラウザでページを表示して1つ1つコピペ」は面倒くさくてやりたくない。
Qiita Apiを使おうと思ってQiita API v2ドキュメント - Qiita Developerをみると・・・Organaizationの情報を取得できるAPIがない・・・。
ググると「Pythonでスクレイピング」というのもいくつか見かけたけれど、ただユーザーを取得したいだけなのでもっと気軽にパッとやりたい。

Organizationのユーザー一覧を取得する方法

  1. (なければ)jqコマンドをインストールする
  2. 以下の「{OrganizationのURLになる部分}」を設定してからコマンドで取得する
$ curl https://qiita.com/organizations/{OrganizationのURLになる部分}/members | grep -o '{"organization":{"paginatedMemberships.*\/script' | sed -e 's/\<\/script//g' | jq '.organization.memberships.edges[].node.user.urlName'

株式会社オープントーンのOrganizationの場合はこんな感じ。

$ curl https://qiita.com/organizations/opentone/members | grep -o '{"organization":{"paginatedMemberships.*\/script' | sed -e 's/\<\/script//g' | jq '.organization.memberships.edges[].node.user.urlName'
"ot_RikuOta"
"TakayukiHatanaka"
"SJJ"
"chovin"
....

注意
Organizationのページ構成が変更になると、上記では対応できない可能性がある。

コマンドでやっていること

1. Organizationの「メンバー」ページのHTMLを取得する

curl {「メンバー」ページのURL}でまずはHTMLを取得する

2. JSONを抜き出す

「メンバー」ページには以下のようなJSONがある

HTMLの一部分
<script type="application/json" class="js-react-on-rails-component" data-component-name="OrganizationMembershipsIndexPage" data-dom-id="...">
    {"organization":{...}}
</script>

このJSONを抜くためにHTMLから「{"organization":{"paginatedMemberships」から「/script>」までを以下で抜き出す。

grep -o '{"organization":{"paginatedMemberships.*\/script'

そうすると以下のような文字列が抜ける。

{"organization":{"paginatedMemberships":...}}</script

最後にくっついている余計な</scriptを以下で削除する。

sed -e 's/\<\/script//g'

そうするとJSON形式の文字列になる。

3. jqコマンドでJSONを加工する

「organization」の中の「memberships」の中の「edges」配列ないから「user」の中の「urlName」を取得する。

JSONの大まかな構成
{
  "organization": {
    // ...省略...
    "paginatedMemberships": {...},
    // ...省略...
    "memberships": {
        "edges": [
            {
                "node": {
                    "user": {
                        "urlName": "ここにユーザー名がある",
    // ...省略...

jqコマンドだとこんな感じで書く

jq '.organization.memberships.edges[].node.user.urlName'

「paginatedMemberships」にもユーザー情報が格納されているものの、1ページ分の情報しかない。
ユーザー名さえ抜ければ良かったので今回は「memberships」をつかったものの
「paginatedMemberships」のほうが投稿記事数などもあって得られる情報は多い。

さいごに

「気軽にパッとやりたい」からはじまって、途中からほぼ意地で取得した。
Organizationの情報は、APIでは取得できないけれど

  1. OrganizationページのHTMLをじっとみつめる
  2. type="application/json"を探す
  3. 欲しい情報を持っているJSONを根性で見つける
  4. jqコマンドで抜く

というやり方で取得することが可能であることを知った。

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