##変数とは
変数とは値を入れる箱のことです。
値とは数値や文字列ですね。
書き方は、
変数 = 値
となります。
ちなみに変数に値を入れることを代入と言います。
##変数を使うメリット
変数を使うと何がいいのかというと、例えば九九で7の段を書きます。
7*1
7*2
7*3
7*4
7*5
7*6
7*7
7*8
7*9
これを8の段に変えたい場合、7をすべて8に変えなければなりませんが、これはめんどくさすぎます。
ここで変数が活躍します。
x=7
x*1
x*2
x*3
x*4
x*5
x*6
x*7
x*8
x*9
このようにして変数xに7を代入しておけば以下すべてのxに7が適用されるので、8の段にするときも変数xを8に変えるだけでとても楽です。
プログラムを組むときに「後で値が変わったらめんどくさいなぁ」という問題を、変数を使うことで汎用性がある形にすることで解決できます。
このように、後々の変更に強くなるというのが変数を使用することのメリットですね。
あとで値を変更したいときも、変数を使っている部分は一気に処理を変えることができます。
##変数は文字列の中でも使える
式展開という方法を使うと、文字列の中に変数を埋め込むことができます。
まず式展開とは何かということですが、名前の通り計算式を文字列に展開するためのものです。
#{計算式}
という書き方で、たとえば
puts "1+2は#{1+2}です。"
のようにすると、
1+2は3です。
と、計算結果を表示してくれます。
この計算式と同じ書き方で、
#{変数}
とすることで、文字列の中に変数を埋め込むことができます。
たとえば、
order="コーヒー"
puts "ご注文は#{order}ですね?"
puts "#{order}、オーダー入ります。"
ご注文はコーヒーですね?
コーヒー、オーダー入ります。
という感じです。
式展開を使って変数を埋め込むことで、注文が「カフェラテ」になっても対応可能な、汎用性ある形にできるのでとても便利ですね。
##まとめ
・変数とは値を入れる箱のこと。
・変数を使うことで汎用性がある形にすることができる。
・式展開を使うことで変数を文字列内に埋め込むことができる。