puts とは
puts とは、「(puts に続く文字や数字を)表示して」という意味のお願いです。
このお願いを「メソッド」と言い、puts に続く文字や数字を「オブジェクト」と言います。(文字オブジェクトとか整数オブジェクトと呼ぶ)
puts はRuby という言語で学ぶ一番最初のメソッドです。
書き方
puts "文字"
puts 数字
puts のあとに半角スペースが入ります。
また、文字オブジェクトの場合は“ ”(ダブルクォーテーション)で囲う必要があります。それにより文字情報と認識され、ダブルクォーテーションを除外し文字のみで出力されます。
puts "こんにちは"
puts 2020
↓出力($ ruby test.rb)
こんにちは
2020
計算もできる
putsのあとに計算式を入れることで計算結果を表示することが出来ます。
puts 6+3
puts 6-3
puts 6*3
puts 6/3
↓出力($ruby calc.rb)
9
3
18
2
下2つに見慣れない記号がありますが、計算結果を見ておわかりのとおり、
* = ×
/ = ÷
という意味になります。
キーボードで×や÷がないので*と/で代用する形になります。
ちなみに+ , - , * , / は代数演算子といいます。
puts , print , p
実はputs 以外にも後ろに続くオブジェクトを表示するメソッドがあります。それが「print メソッド」と「pメソッド」です。
どちらもputs と同じく「表示して」とお願いするためのメソッドですが、若干性質が異なります。
●puts → 出力のあと改行される。
●print → 出力のあと改行されない。
●p → 数値はそのまま表示、文字列はダブルクォーテーションで挟まれた状態で表示される。出力のあと改行される。
説明だと意味がよくわからないかもしれませんが、文字と数字の2つのオブジェクトで試すと違いが分かりやすいです。
puts 30,"歳"
print 30,"歳"
p 30,"歳"
↓出力($ ruby test.rb)
30
歳
30歳
30
"歳"
pメソッドは基本「デバック」のために使われます。
「デバック」とは、問題があって動かない部分(バグ)の原因を調べて正すことを言います。
まとめ
・putsは文字や数字のオブジェクトを「表示する」ためのメソッド
・putsは計算もできる(+ , - , * , / は演算子と言う)
・「表示する」メソッド
●puts → 出力のあと改行される。
●print → 出力のあと改行されない。
●p → 数値はそのまま表示、文字列はダブルクォーテーションで挟まれた状態で表示される。出力のあと改行される。