最近勉強会で『HoloLens 2 開発入門 (公式チュートリアルの紹介)』というタイトルで登壇しました。
その時にお話しした内容がわりと好評だったので (ありがとうございます!)、スライド のスクショと一緒にこちらの記事でもまとめてみようと思います。
#HoloLens オンライン勉強会 #KumaMCN
— ちょまど🎀ITエンジニア兼マンガ家 (@chomado) 2020年4月6日
現在 登壇者 待機中です!
あと2分で開場です!ドキドキ!https://t.co/3X7obuHkJ6
(このスクショは投稿の許可貰って投稿してます) pic.twitter.com/nb50PjTQzu
当日は、Zoom と YouTube Live あわせて 90 人程度の方々がいらっしゃいました。ありがとうございました!
要点 3 行
- 【HoloLens 2 のマイクロソフト公式チュートリアル】はいいぞ(全 7 章あります)。ぜひトライしてみてください
- 実機が無くてもチュートリアル進められるよ
- MRTK はいいぞ
公式チュートリアルぜひ見てみてね!
HoloLens 2 公式チュートリアル (https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/mrlearning-base-ch1) ぜひ見てみてね!
↓ このように、「Unity で新規作成」からスクショ付きで丁寧に進められます
目次
- (一応) HoloLens とは?
- HoloLens 2 アプリ開発環境
- MRTK とは
- 公式チュートリアル紹介
- どんなことができるの?
- 何が学べるの?
- 実機が無くても進められるの?(できます)
↓ スライド
HoloLens とは(簡単に)
HoloLens (ホロレンズ) とは、
マイクロソフトが開発した、
Windows 10 を搭載した 自己完結型ホログラフィックコンピューターです。
(ゴーグル型デバイスでよくある「パソコンに繋げて使う外部ディスプレイ」ではないということ)
詳細に書いたらスペースが足りないので、簡単に。
HoloLens 2 公式サイト→ https://microsoft.com/ja-jp/hololens
動画を撮りました
Microsoft による、
— ちょまど🎀ITエンジニア兼マンガ家 (@chomado) February 13, 2020
ゴーグル型の
ホログラフィック コンピュータ#HoloLens2 で遊んでみた😍
ホログラム掴んだり
未来感!!#MRTK のサンプルシーンを
デプロイしてみたよ☺️
🇺🇸Microsoft 本社ビルの中で撮影!
動画のフルバージョンは YouTube に上げました:https://t.co/kkJeSujQv5 #HoloLens pic.twitter.com/3aTfG3yCE4
HoloLens 2 アプリ開発環境
開発環境確認は、MRTK の GitHub レポジトリを見るのが一番良いと思う。
MRTK とは?
MRTK (Mixed Reality Toolkit) とは、
Microsoft が オープンソースで開発している、
xR アプリを開発するときに便利な Unity 用のライブラリ です。
(GitHub リポジトリ: github.com/microsoft/MixedRealityToolkit-Unity )
クロスプラットフォームのための構成になっており、HoloLens (MR) の他、VR や AR でも利用できる。
Unity での HoloLens アプリ開発には MRTK ほぼ必須 (だと思う)
例)「ボタンを押す」という動作を Unity で作るとき
(1) [ボタンを押す動作] MRTK を ** 使わなかったら **
(2) [ボタンを押す動作] MRTK を ** 使ったら **
MRTK はいいぞ! ( 3 回目)
MRTK 色々できる
↓ MRTK の 色々な UI/インタラクション の部品
(図:MRTK 公式ドキュメントより)
HoloLens 2 開発に必要な環境 (Unity)
MRTK GitHub リポジトリを見るのが良さそうです。
Unity のバージョンなど特に大切です。
github.com/microsoft/MixedRealityToolkit-Unity
HoloLens 2 公式チュートリアル紹介
HoloLens 2 のマイクロソフト公式チュートリアル(全 7 章あります)が
丁寧だし勉強になるし、とても良いです。
完成形
↓ こんな感じのができます。
Unity エディタ上
HoloLens 2 実機上
HoloLens 2 エミュレータあります
HoloLens 2 実機持ってなくてもチュートリアル進められるよ!
エミュレータ公式ドキュメント:
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/using-the-hololens-emulator
Unity エディタ上での実行
HoloLens 2 実機持ってなくてもチュートリアル進められるよ! (2回目)
#MRTK 勉強中!
— ちょまど🎀ITエンジニア兼マンガ家 (@chomado) March 8, 2020
Unity エディタのシミュレーターの操作方法をこの記事を読んで勉強中!
→ 『MRTK v2を使ってUnityEditor内でのシミュレーション機能を操作する』 https://t.co/XMBeuFww2n
両手使ってびよーんってオブジェクトを拡大縮小してるよ! pic.twitter.com/OK3M1nxUQQ
参考記事 → MRTK v2を使ってUnityEditor内でのシミュレーション機能を操作する
どうやって左手右手出すとかなどなど、詳しく書かれていてとても良い
【本題】何を学べるか
HoloLens 2 のマイクロソフト公式チュートリアル(全7章)で、何を学べるかについてです。
章の構成(全7章)
- 概要と目標
- プロジェクトと最初のアプリケーションの初期化
- ユーザー インターフェイスの作成と MRTK の構成
- 動的なコンテンツの配置とソルバーの使用
- 3D オブジェクトの操作
- 高度な入力オプションの探索
- 月着陸船サンプル アプリケーションの作成
それぞれの章で何を学べるかみてみましょう。
1. 概要と目標
第一章は【HoloLens 2 開発環境 確認】 です。
- 各種開発環境の確認
- (MRTK 公式サイトでは Unity 2018.4.x でしたが、こちらのチュートリアルでは 2019.2.x が推奨されています。)
- (また、MRTK のバージョンは v2.2 が使用されています)
↓ 開発用のパソコン (Surface Laptop) に HoloLens 2 実機を繋げて有線デプロイをしているところの写真
2. プロジェクトと最初のアプリケーションの初期化
第二章は【HoloLens 2 ハローワールド】です。
- HoloLens 2 開発用の Unity の設定
- MRTK インポート& Unity 設定
- HoloLens 2 へのデプロイの仕方
第二章を終えたら、こんな感じになります。(HoloLens 2 実機にデプロイ)
MRTK v2 を入れたら出て来るパフォーマンスバーが出ていますね。
3. ユーザー インターフェイスの作成と MRTK の構成
第三章は【MRTK を使用した UI 作成】です。
- MRTK プロファイルを編集する
- (MRTK プロファイルを編集するためには、まず複製をして編集する必要がある、など)
- ハンドトラッキング付ける
- インタラクティブなボタン付ける
第二章を終えたら、こんな感じになります。(HoloLens 2 実機にデプロイ)
MRTK の機能の一部のボタンが出ますね
4. 動的なコンテンツの配置とソルバーの使用
第四章では、オブジェクトをユーザの手(など)に追従させる方法や、動的にコンテンツを配置する方法を学びます。
そのために、MRTK の Solver を触って学びます。
5. 3D オブジェクトの操作
6. 高度な入力オプションの探索
第六章では、音声コマンドやアイトラッキングでの入力の仕方を学びます。
7. 月面着陸サンプルアプリの作成
公式チュートリアルぜひ見てみてね!
HoloLens 2 公式チュートリアル (https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/mrlearning-base-ch1) ぜひ見てみてね!
↓ このように、「Unity で新規作成」からスクショ付きで丁寧に進められます
リファレンス
- HoloLens 2 公式チュートリアル (全 7 章)
- この記事のスライド『HoloLens 2 開発入門 (公式チュートリアルの紹介) + 製品フィードバックが欲しい話』
- MRTK GitHub レポジトリ
- MRTK 公式ドキュメント
- MRTK の有用なビルディングブロック (Yoon さん著)
- MRTK v2を使ってUnityEditor内でのシミュレーション機能を操作する (モンさん著)