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HoloLens 2 開発入門 (公式チュートリアルの紹介) + MRTK はいいぞ

Last updated at Posted at 2020-04-08

最近勉強会で『HoloLens 2 開発入門 (公式チュートリアルの紹介)』というタイトルで登壇しました。
その時にお話しした内容がわりと好評だったので (ありがとうございます!)、スライド のスクショと一緒にこちらの記事でもまとめてみようと思います。

当日は、Zoom と YouTube Live あわせて 90 人程度の方々がいらっしゃいました。ありがとうございました!

要点 3 行

  1. HoloLens 2 のマイクロソフト公式チュートリアル】はいいぞ(全 7 章あります)。ぜひトライしてみてください
  2. 実機が無くてもチュートリアル進められるよ
  3. MRTK はいいぞ

公式チュートリアルぜひ見てみてね!

HoloLens 2 公式チュートリアル (https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/mrlearning-base-ch1) ぜひ見てみてね!

↓ このように、「Unity で新規作成」からスクショ付きで丁寧に進められます

image.png

目次

  1. (一応) HoloLens とは?
  2. HoloLens 2 アプリ開発環境
    • MRTK とは
  3. 公式チュートリアル紹介
    • どんなことができるの?
    • 何が学べるの?
    • 実機が無くても進められるの?(できます)

↓ スライド

HoloLens とは(簡単に)

HoloLens (ホロレンズ) とは、
マイクロソフトが開発した、
Windows 10 を搭載した 自己完結型ホログラフィックコンピューターです。
(ゴーグル型デバイスでよくある「パソコンに繋げて使う外部ディスプレイ」ではないということ)

詳細に書いたらスペースが足りないので、簡単に。

image.png

HoloLens 2 公式サイト→ https://microsoft.com/ja-jp/hololens

image.png

動画を撮りました

HoloLens 2 アプリ開発環境

開発環境確認は、MRTK の GitHub レポジトリを見るのが一番良いと思う。

MRTK とは?

image.png

MRTK (Mixed Reality Toolkit) とは、
Microsoft が オープンソースで開発している、
xR アプリを開発するときに便利な Unity 用のライブラリ です。

(GitHub リポジトリ: github.com/microsoft/MixedRealityToolkit-Unity )

クロスプラットフォームのための構成になっており、HoloLens (MR) の他、VR や AR でも利用できる。

image.png

Unity での HoloLens アプリ開発には MRTK ほぼ必須 (だと思う)

image.png

例)「ボタンを押す」という動作を Unity で作るとき

(1) [ボタンを押す動作] MRTK を ** 使わなかったら **

image.png

(2) [ボタンを押す動作] MRTK を ** 使ったら **

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MRTK はいいぞ! ( 3 回目)

MRTK 色々できる

image.png

↓ MRTK の 色々な UI/インタラクション の部品

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(図:MRTK 公式ドキュメントより)

HoloLens 2 開発に必要な環境 (Unity)

MRTK GitHub リポジトリを見るのが良さそうです。
Unity のバージョンなど特に大切です。
github.com/microsoft/MixedRealityToolkit-Unity

image.png

HoloLens 2 公式チュートリアル紹介

HoloLens 2 のマイクロソフト公式チュートリアル(全 7 章あります)が
丁寧だし勉強になるし、とても良いです。

完成形

↓ こんな感じのができます。

Unity エディタ上

image.png

HoloLens 2 実機上

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HoloLens 2 エミュレータあります

HoloLens 2 実機持ってなくてもチュートリアル進められるよ!

エミュレータ公式ドキュメント:
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/using-the-hololens-emulator

image.png

Unity エディタ上での実行

HoloLens 2 実機持ってなくてもチュートリアル進められるよ! (2回目)

image.png

参考記事 → MRTK v2を使ってUnityEditor内でのシミュレーション機能を操作する

どうやって左手右手出すとかなどなど、詳しく書かれていてとても良い

【本題】何を学べるか

HoloLens 2 のマイクロソフト公式チュートリアル(全7章)で、何を学べるかについてです。

image.png

章の構成(全7章)

  1. 概要と目標
  2. プロジェクトと最初のアプリケーションの初期化
  3. ユーザー インターフェイスの作成と MRTK の構成
  4. 動的なコンテンツの配置とソルバーの使用
  5. 3D オブジェクトの操作
  6. 高度な入力オプションの探索
  7. 月着陸船サンプル アプリケーションの作成

それぞれの章で何を学べるかみてみましょう。

1. 概要と目標

image.png

第一章は【HoloLens 2 開発環境 確認】 です。

  • 各種開発環境の確認
  • (MRTK 公式サイトでは Unity 2018.4.x でしたが、こちらのチュートリアルでは 2019.2.x が推奨されています。)
  • (また、MRTK のバージョンは v2.2 が使用されています)

↓ 開発用のパソコン (Surface Laptop) に HoloLens 2 実機を繋げて有線デプロイをしているところの写真

image.png

2. プロジェクトと最初のアプリケーションの初期化

image.png

第二章は【HoloLens 2 ハローワールド】です。

  • HoloLens 2 開発用の Unity の設定
  • MRTK インポート& Unity 設定
  • HoloLens 2 へのデプロイの仕方

第二章を終えたら、こんな感じになります。(HoloLens 2 実機にデプロイ)

image.png

MRTK v2 を入れたら出て来るパフォーマンスバーが出ていますね。

3. ユーザー インターフェイスの作成と MRTK の構成

image.png

第三章は【MRTK を使用した UI 作成】です。

  • MRTK プロファイルを編集する
    • (MRTK プロファイルを編集するためには、まず複製をして編集する必要がある、など)
  • ハンドトラッキング付ける
  • インタラクティブなボタン付ける

第二章を終えたら、こんな感じになります。(HoloLens 2 実機にデプロイ)

image.png

MRTK の機能の一部のボタンが出ますね

4. 動的なコンテンツの配置とソルバーの使用

image.png

第四章では、オブジェクトをユーザの手(など)に追従させる方法や、動的にコンテンツを配置する方法を学びます。
そのために、MRTK の Solver を触って学びます。

5. 3D オブジェクトの操作

image.png

6. 高度な入力オプションの探索

image.png

第六章では、音声コマンドやアイトラッキングでの入力の仕方を学びます。

7. 月面着陸サンプルアプリの作成

image.png

公式チュートリアルぜひ見てみてね!

HoloLens 2 公式チュートリアル (https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/mixed-reality/mrlearning-base-ch1) ぜひ見てみてね!

↓ このように、「Unity で新規作成」からスクショ付きで丁寧に進められます

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リファレンス

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