今朝 (日本時間 5/14) に OpenAI から新しいモデル GPT-4o が発表されましたね!
同時に Microsoft Azure 公式アカウントでも
早速 Azure OpenAI Service で GPT-4o が使える (preview 版) アナウンスが出されました。
ツイッターでは早速 GPT-4o を試しているツイートがたくさん流れてきますが、
多くの方が OpenAI 本家のほうのプラットフォームで試しているので、
Azure OpenAI Studio の Playground での試し方をざっくりご紹介します
注意(この記事は賞味期限が短い)
ちょうど来週 5/21-23 に
マイクロソフトの 公式 大型技術カンファレンス『Microsoft Build 2024』が
米国シアトルで開催されます。(オンラインのライブストリーミングもあるよ!)
We are eager to share more about GPT-4o and other Azure AI updates at Microsoft Build 2024, to help developers further unlock the power of generative AI.
と書いてあるとおり、
確実にこの Microsoft Build イベントで何らかのアップデートが発表されると思われます。
(ちなみに私もマイクロソフト社員だけど内容は何も知りません!)(先月からずっと産休中で休業中は会社の Teams もメールもいっさい見ていない臨月妊婦です)
なので、この記事でやり方をスクショ付きで丁寧にメモしましたが、
どうせ来週ポータルの UI もちょっと変わるだろうし(と予想)、
この記事は 来週までの寿命となります 。
来週もしかしたら出産しているかもしれない(予定日は今月末)ので、
情報の差分を更新できるお約束ができないので、
来週になったらこの記事は消します。
GPT-4o の Azure OpenAI での試し方
公式ドキュメント
From the main Azure OpenAI Studio page select the Early Access Playground (Preview) button from under the Get started section. (This button will only be available when a resource in West US3 or East US is selected.)
とのことなので、注意点としては
- GPT-4o (プレビュー版) は、普通のプレイグラウンドではなく、現時点では「Early Access Playground」でのみ試せる
- リージョンは現時点では West US3 と East US のみ対応
ですね。
では早速リソースを作っていきます。
(以下、もしかしたらもっと簡単なやり方があるかもしれないけど、私が試して実際に動いた通りの方法で書きます)
0. Azure OpenAI Service 利用申請
(もう Azure OpenAI Service 使える状態の人は飛ばしてね)
Azure OpenAI は、Azure の他の多くのサービスと異なり、事前申請が必要になります。
(利用規約(ヤバいことに使いませんとか)に同意します、とか、会社のメアドとか入れるやつ)
申請フォーム: https://aka.ms/oaiapply
(余談:私が大昔申請した頃は使用用途を書かされた気がするんだけど、いま見たらその項目は無くなってたね。簡単になってて羨ましい)
2-3日して申請が通ったら、
あとは普通に Azure ポータルからリソース作成していけば大丈夫です。
1. リソースグループを作る
Microsoft Azure ポータル https://portal.azure.com/ を開きます。
そこからリソースグループを新しく作ります。
(Azure ではインスタンスのことをリソースと呼んでいて、そのリソースをまとめる箱フォルダみたいなのをリソースグループと呼びます。便利に整頓できるし、使わなくなったらリソースグループごと削除できるので便利です)
名前は適当でいいんですけど、私は rg-240514
としました。(接頭辞 rg と今日の日付)
リージョンは West US 3
か East US
を選びます。
2. Azure OpenAI Service のリソースを作る
空っぽのリソースグループができたら、そこから「リソースの作成」をクリックします
マーケットプレイスの画面になるので、
検索欄に「openai
」と打って Azure OpenAI
のタイルが出てくるのでクリックします
さっき作ったリソースグループを指定して、
リージョンは West US 3
か East US
を選び、
名前も適当につけます。
価格レベルは今のところ Standard S0
しか選べません
3. Azure OpenAI Studio に移動
Azure OpenAI のリソースができたのを確認したら、
いったん Azure ポータルを離れ、
Azure OpenAI Studio (https://oai.azure.com/) に移動します。
リソースは先ほど作ったものを指定します
するとこんな画面↓になるので「Early Access Playground」をクリックします
チャット画面になるので、じゃかじゃか試しましょう!
画像を送ることもできます。
JSON の中身を見ることもできます。
システムプロンプトなども書かれていますね。
パラメータも。