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就活手帳を捨ててiPadで就活するということ

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つい先日まで2020卒として就活していた就活生です。
荒波のような就活を乗り越えた今になって、どうしても言いたい事が1つ...

iPadを使ってる就活生が全然居ないのですが!!!!

大学の授業でもiPadをノート代わりに使ってる人は極少数派だったので、就活でもそこまで使用率が高くないだろうとは思っていましたが...
それでも使ってる人がとにかく見当たらない!!こんなに便利なのに誰も使ってない!!
という訳で、就活終了記念に『iPadで行う就職活動を布教しよう』と思い、久しぶりに記事を書く事にしました。

iPadで就活してみて

就活内容

私は就活に真剣な学生では無かったので長期インターンなどは参加しておらず、就活は今年の2月スタートでした。インターンは参加していないものの、この3カ月間にそれなりの数の会社説明会や選考をこなしてきたので、就活自体は人並みに行っていた方だと思います。
志望業界は 通信系とSIerが中心だった ので、この文章はこれらの業界で就活してた一学生の体験談だと思っておいてください。

周囲の使用率

まず、自分が参加していたインターン・説明会でiPadを使っているのを見かけた人数ですが、0人です。
全日程通った大学内の合同説明会では一人も見かけなかったですし、2桁回参加した企業説明会・懇談会でも全滅です。多分自分の目に入らなかっただけで、数名居たとは思いますが、少なくともかなりの少数派だったのは確実だと思います。
外資系やベンチャーでは少しながら目撃情報があったので、業界による差異はあるかもしれません。

余談ですが、とある企業の懇談会で「珍しいね〜」と社員さんから声をかけられたので、今年の就活イベントでiPad使っている人を見たかどうか尋ねたところ、**「見たことない」**と言われました。企業側から見てもiPad派は希少種らしいです。

企業から見た評価

そんなiPadですが、自分が就活を始めた時はコレが一番気になっていました。
思いますよね?**「手帳じゃなくてわざわざiPadでメモ取ってる学生なんて、悪目立ちして採用に悪影響を及ぼすんじゃないの?」**と。結論から言えば、全然そんな事ありませんでした。

懇談会やOB訪問などで色々な社員さんとお話しさせていただく機会が多かったので、iPadを持った就活生について度々聞いてみましたが、悪い印象を持っている人は1人も居ませんでした。また、iPadを使ってるからというだけで好印象が得られる訳でもないという事が分かりました。
良くも悪くもiPad派は、珍しいから目立つだけという事です。まあ当たり前ですよね

メリット・デメリット

長い前置きはここまでとして、実際にiPadを使って就活をしてきた私が感じたメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
「iPadでメモを取るメリット」というよりも「手帳ではなくタブレットでメモを取るメリット」と言った方が正しいような内容になってますが、そこはご愛嬌で...

メリット

1. 好きに書ける。コピペも出来る。画像も貼れる。

紙の手帳では無くタブレットでメモを取る最大の理由がコレではないでしょうか。
まず、iPadなら用紙は無限に用意できるので、紙のスペースを気にする事なく自由に書いたり消したりする事が出来ます。
また、ノートアプリを使えば**範囲指定をしてメモをコピー&ペーストする事だって出来ます。**これは実際にメチャクチャ使う機会がありました。会社のロゴやアピールポイント等は、結構ペタペタ貼り付ける事が多いですし、単純に書いたメモの位置をずらしたくなる事も多かったです。これらの操作が簡単にできるのは、タブレットの強みだと言えます。
参考:https://cyblog.jp/35553

また、パーツごとに切り貼りする機会だけでなく、取ったメモのページ順を変更する事も多くありました。紙の手帳だったらページ位置を移動しようとしたら、リング型でない限り難しいですので、ページ順を入れ替える度に「iPadでメモ取ってて良かったぁ...」と思いましたね。

2. ノートアプリが充実している

個人的にこれがiPadをオススメする最大のメリットだと思っています。
『脱・紙の手帳』が目的なのであれば、正直iPadに拘る必要は無いと思います。予算が厳しいのであれば、Androidタブレットも選択肢に入ってくるでしょう。
しかし、iOSには高品質なノートアプリが充実しているという代えがたい強みがあります。
iPadにはApple Pencilという最強のタッチペンが用意されているからなのか、Androidでは利用できないノートアプリが多数リリースされています。
その中でもGoodNote5 (960円)とNotability (1200円)はかなりの人気を誇っています。
他にもどんなアプリがあるか気になる方は、こちらの記事を参考にしてください。アプリの充実ぶりに驚かれると思います。

また、ノートアプリを利用できるという事は、メモのファイル管理ができるという事です。
自分はGoodNote5というノートアプリを利用していますが、このアプリでは好きなようにフォルダを作り、ノートを作成する事が出来ます。
就活をしていると**「会社ごとにノートを分けたい」「業界ごとにフォルダを作りたい」**と思う事が何度もあります。こんな時、紙の手帳であればノートを何冊も用意する必要があるのですが、iPadならノートアプリ一つで済むのです。とっっっっても楽です。

また、iPad純正のメモアプリも結構使い勝手が良かったりします。ノートアプリ同様フォルダ管理も出来ますし、iCloudと同期できる為、iPadで書いたメモをiPhoneやMacbookでも自動で共有する事が出来るので、かなり便利でした。

3. PDF出力が出来る。PDF閲覧が捗る。

ノートアプリの中にはメモをPDFで出力できるモノもあります。書いたメモをPDFにすることで、PCなどにバックアップが取れますし、友達と共有する事だって出来ます。
また、タブレットの用途と言えば、メモを取るだけでなく電子書籍やPDFの閲覧も思い当たる人も多いでしょう。
書いたメモだけでなく、就活中に購入する対策本などを紙ではなく電子版にすることで、タブレット一つで数冊を持ち運べるようになります。

4. 説明会中にWebカンニングが出来る

カンニングと書くと聞こえが悪いですが、これも立派なメリットです。
企業説明会では、その業界では当たり前でも就活生には馴染みがない単語が飛び交う事が多々あります。そんな時「〇〇ってどういう意味だっけ...」って思う事、ありますよね?
そういう時にiPadがあれば、ブラウザを開いて気になる単語の意味をその場で調べる事が出来るのです。
周りが一所懸命手帳でメモを取ってる中でスマホを取り出す勇気は中々出ないと思いますが、さっきまでメモ帳として使っていたiPadを操作するだけであれば、気兼ねなくGoogleサーチをすることが出来ます。自分も説明会ではこの裏技に何度か助けられました。

5. 計算用紙も無限。消しカスも出ない。

就活をしていると、webテスト・SPI対策というものに時間を取られる事があります。
四則演算などで色々とメモする事が必須となり、テスト対策や本番で計算用紙を何枚も用意しては無駄にしていく事も多いと思います。
そんな時は**計算用紙もiPadで済ましてしまいましょう。**計算用紙は無限に用意できますし、純正メモアプリなら縦方向に無限に書くことが出来ます。
計算中に消しゴムを使っても消しカスは出ませんし、使い終わった計算用紙はワンボタンで削除できるので、ゴミ箱に捨てに行く手間もありません。とってもストレスフリーですね。

6. 移動中はタブレットが大活躍。就活後も大活躍。

就活では電車などに乗って移動する機会が多くなります。そんな時、iPadは暇つぶしの道具として大活躍します。
そもそもタブレット自体が暇つぶしの手段として優秀なので、漫画アプリや動画視聴、パズルゲームなどで重宝します。
また、面接等の前に会社のHPなどを開けば、その会社について予習することだって出来ます。会社によってはスマホ版ページが見づらい場所も存在するため、大きな画面のiPadはココでも活躍します。

また、就活が終わった後でもiPad自体は残っていますので、就活から解放された後はタブレットがある生活をのびのびと満喫する事が出来ます。

デメリット

1. お金がかかる

やはり一番のネックはコレですかね...

iPadの周りを色々と買い揃えるとなると、どうしてもお金がかかります。
第6世代iPad+Apple Pencilを新品で揃えるだけでも5万円前後しますし、「12.9インチiPad pro+Apple Pencil 2+ガラスフィルム+保護ケース+ノートアプリ」の構成にしようとすると、もはやPCくらいの予算になってしまいます...

就活後も使える事や、いざという時は売却する事が出来る事を考えればコスパの良い買い物だと考えていますが、懐事情によっては選択肢から外さざる得ないかもしれません。

2. 充電が必要になる

電子機器である以上、どうしても避けられない問題です。

iPad自体はかなりバッテリーが大きく、毎晩充電していればバッテリー不足に陥ることはほぼありません。
ただ、人間とは自分で思っている以上にうっかり屋なモノで、充電を忘れてしまう可能性も0ではありません。「充電が無くて説明会でメモが取れなかった~」という事が無いように気を付けましょう。

3. やっぱり重い。そして大きい。

見逃しがちなデメリット。

iPadの重さは478gなのですが、カバンに入れるとコレが意外と重かったりします。
500mlペットボトルって詰め込むとかなり重さが増しますよね?あんな感じです。
その分メモ帳だったり本だったりを持ち歩かずに済むので、トレードオフな部分もあるとは思いますが、ある程度の重さは覚悟する必要がありますね。

ちなみに、12.9インチiPad proの重さは723gです。個人の意見ですが、ここまで来ると最早持ち歩きたくなくなる重量ですので、iPad proを検討している場合は11インチの方をオススメしておきます。

参考:https://matsunosuke.jp/ipad-pro-size/

4. どうしても目立つ

最初の方でも述べましたが、iPad派はまだまだ少数派です。
iPadで説明会に乗り込むと、どうしても疎外感は感じます。これに関しては慣れるしかありません。
iPadは就活においてもとても優秀なデバイスですが、どうしても目立つ事を避けたい人にはお勧めできません。

タッチペンについて

最後に、一点だけ重要なポイントを説明したいと思います。それはタッチペンについてです。
iPadをノート代わりにしてメモを取る為には、当然タッチペンが必要になってきます。指で書くのはあまりにも非効率ですので、オススメしません。

iPad対応のタッチペンは数多く販売されていますが、私は Apple Pencil 一択だと考えています。
Appleの純正商品は性能が良いけど高すぎる印象の商品が多いのですが、Apple Pencilに限っては別でした。

Apple Pencilは、書きやすさ・見た目・使いやすさ、どれを取っても一級品で他のタッチペンとは比較になりません。
Bluetooth接続なので手が画面に当たって誤反応する心配もありません。
ペンを人さし指で2回タップするだけで、ペンと消しゴムを切り替える事が出来るのもApple Pencilならでは。
また、自分は第2世代の方のApple Pencilを使っていたので、iPadにくっつけてpencilを充電・持ち運びすることが出来るというのは非常に大きなメリットでした。
Androidタブレットでは無くiPadを使っていた理由は、このApple Pencilにあると言っても過言ではありません。

値は張りますが、iPadでメモを取るならばタッチペンはApple Pencilにした方が良いでしょう。

注意

Apple Pencilには、初代と第2世代の2種類があり、使用するiPadによって使えるApple Pencilが異なるので、購入の際はご注意ください。

あとがき

とても長い文章になってしまいましたが、以上が就職活動にiPadをオススメする理由でした。
自分がiPadを持って就活に臨もうと思った時、ネットで調べてもiPad+就活について書いた記事がなかなか見つからず、説明会等でもiPadを持っている人を見つける事が出来なかったので、少し寂しい気持ちもありました。
iPadで説明会に行くことはマナー違反ではないですし、iPadでメモを取る事はとっても捗るのは事実です。
見返すと当たり前の事しか書いてない記事になってしまいましたが、この記事を見て「iPadを使って就活しようかな?」と考えてくれる人が、一人でも増えてくれたら幸いです。

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