OpenMediaVault 3 beta(以降 OMV3)で、WebサーバであるNginxを用いてPHPを動作させます。
前提として、OMV3のインストール及び、IPアドレスの設定、アップデートの終了までは行っておいてください。
必要であれば、SSH等の設定もしておいてください。
また、Webコンテンツを置く場所は、インストールディスクとは別にHDDが必要となります。
ファイルシステムでHDDを追加後、共有フォルダに登録してください。
OMV-Extras.org Pluginのダウンロード
クライアントPCから、OMV-Extras.org PluginをOMVのフォーラムからダウンロードしてください。
OMV-Extras.org Pluginのインストール
右のプラグインメニューのアップロードボタンから先程ダウンロードしたOMV-Extras.org Pluginファイルを選択してください。
すると、パッケージリストの「セッション:Utilities」に「openmediavault-omvextrasorg 3.x.x」という項目が追加されているので、チェックボックスにチェックを入れて、上段にあるインストールボタンでインストールしてください。
インストールが完了すると、右のシステム配下に「OMV-Extras」が追加されるはずです。
Nginx Pluginのインストール
再度、右のプラグインメニューを選択して見るとパッケージリストにデフォルトでは存在していなかったプラグインが追加されています。
その中の「セッション:Network」にある「openmediavault-nginx 3.x.x」のチェックボックスにチェックを入れて、上段にあるインストールボタンでインストールしてください。
インストールが完了すると、右のサービス配下に「Nginx(website)」が追加されているはずです。
Webサイトの設定
右のNginxメニューを選択して、Nginxの有効化にチェックを入れてください。
その後、サーバタブを選択して追加ボタンを押してください。
表示されたダイアログは、以下の記述を参考に設定してください。
[一般] - [ディレクトリ]
共有フォルダで追加したフォルダを選択してください。
[オプション] - [インデックス] - [index.php]
チェックを入れてください。
[その他オプション]
以下をコピペして貼り付けてください。
location ~ [^/]\.php(/|$) {
fastcgi_split_path_info ^(.+\.php)(/.+)$;
if (!-f $document_root$fastcgi_script_name) {
return 404;
}
fastcgi_pass unix:/var/run/php5-fpm.sock;
fastcgi_index index.php;
include fastcgi_params;
fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
fastcgi_param PATH_INFO $fastcgi_path_info;
fastcgi_param PATH_TRANSLATED $document_root$fastcgi_path_info;
}
PHPの動作確認
Nginxのサーバタブの一覧に追加されたサーバ設定の「ルート」の場所にサンプルコードを配置します。
(ルートの場所は、「/media/英数字の文字列/共有フォルダ名」となっているはずです)
配置方法は、SCPや直接SSHでログインしてviで配置でも良いです。
サンプルコード
<html>
<body>
今日の日付は
<?php
echo date('Y年m月d日');
?>
です。
</body>
</html>
サンプルコードを登録したら、ブラウザからOMVサーバアドレスで接続してください。
うまく行けば、日付がブラウザ上に表示されます。
最後に
必ず、ローカルネットワーク内での使用に限定させてください。
セキュリティとか、度外視しているので・・・。