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29歳元看護師が、未経験でエンジニア転職を目指しDMM WEBCAMPに通った話【2021.05〜08】

Last updated at Posted at 2021-09-01

##はじめに
・あくまで、一個人が感じたことや行ったことを記録したものです。細心の注意を払って記載しておりますが、実際とは異なる部分がある可能性がありますのでご了承ください。
・受講当時の内容になっていますので、ご自身が受講を検討される場合はご自身で最新の情報をご確認いただくようお願いします。

##自己紹介
はじめまして、じょー(@chiwamarukuta )と申します。現在29歳で、前職は看護師をやっておりました。
2021年5月から8月の4ヶ月間、DMM WEBCAMPを受講しました。
まず簡単に自己紹介をさせていただきます。

大学卒業後、看護師として総合病院の救命・ICU病棟で3年間勤務。
"世界一周したい"というかねてからの夢の実現のため退職し、バックパックで海外を巡る。
帰国後、派遣で保育園や介護施設、デイサービス、添乗ナースなどを経験後、都内の病院に就職し、2年間救急外来で勤務。
2021年4月に退職し、翌月からDMM WEBCAMPに通い始め、今に至る。

もともとパソコンが得意だったり特別好きだった訳ではなく、大学や病院で課された課題でWord、Excel、PowerPointをなんとなく扱う程度でした。
ただ、電子カルテを使っていたので、日常的にPCを触る環境にはあり、ブラインドタッチでのタイピング力だけは自然と鍛えられていたと思います。

##記事を書こうと思ったきっかけ
###①4ヶ月間の受講期間を振り返りたかったから

2021年8月31日をもって、4ヶ月にわたるDMM WEBCAMPの受講を終えました。
これから就職活動を行うに当たり、自分がなぜエンジニア転職を目指し、その中でもなぜDMM WEBCAMPを選んだのか。そして、この4ヶ月間どんなことを学んできたかについて整理したかったため記事にしました。

###② 看護師からエンジニア転職を目指した人の情報が見当たらなかったから

やり慣れた仕事を辞め、エンジニア転職をする。
この決断は、人生の中で決して小さいとは言えない選択のひとつだと思います。
特に看護師は国家資格ということもあり、一度仕事に就くと他の道を目指すという選択肢自体が出てきにくい職種なのではないでしょうか。

私自身、看護師からエンジニアになった方の情報を探しましたが、看護師の資格を活かして産業保健師になったり、治験を行う一般企業へ転職する方はいても、全くの他職種であるエンジニアへの転職情報はほとんど得られませんでした。

後悔のない選択をするためには、できるだけ多くの情報に触れることが重要だと思うので、少しでもそういった方の助けになればと思い記事にしました。

##この記事の対象者
・看護師からエンジニアを目指したいと思っている人
・エンジニア転職に興味がある人
・プログラミングスクールに通うか迷っている人
・DMM WEBCAMPの受講を検討している人

##なぜプログラミングスクールに通おうと思ったか
エンジニア転職をするにあたり、大きく分けて
・独学
・スクール受講
の2つの選択肢を迫られると思います。

結論から言うと、私はスクール受講一択でした。
さらに言うと、DMM WEBCAMP一択でした(笑)

その理由は次項目で述べていきます。

##DMM WEBCAMPを選んだ理由

###①転職後の離職率が1%程度だったこと
ネットの記事をみていると、「未経験でのエンジニア転職できたものの、蓋を開けてみればエンジニアと関係のない仕事をひたすらさせられた」…などという恐ろしい記事が結構な数見受けられます。

新卒で入職した時も感じましたが、やはり一番最初のキャリア形成場所は非常に重要。
自分で就職先の良し悪しを判断できれば良いですが、もともと業界に知見がなければその判断は困難です。
また、「未経験でエンジニア転職」というかなり弱い立場での就職活動になることは目に見えているので、提携先をもっていてかつ離職率の低さを謳うDMM WEBCAMPは、自分の理想とするキャリア形成に最も近づけると考えました。

###②オンライン校で唯一の専門実践教育訓練給付金制度の対象講座であったこと
上記により最大70%がキャッシュバックされるというとてもありがたい制度です。
90万円超の受講費用が実質35万円になるって、単純に考えてすごいことですよね。
さらに、国から認定されているということは、その講座内容がある程度担保されていると考えたことから受講を決めました。

###③完全オンライン授業であること
コロナの流行状況を鑑みて、できるだけオンラインで受講できる環境が好ましいと考えました。完全オンライン授業ということで、質問したい時はどうするんだろう…チーム開発は…?といった不安点もありましたが、結果的には全く問題なく、むしろオンラインでの受講はとても快適でした。この辺りについては後述しますね。

##実際の学習内容

###受講前(2021年3月末〜4月)
受講1ヶ月前から事前にカリキュラムが配布されます。
配布前はProgateでHTML、CSS、Rubyを学習し、4月に入ってからは少しずつカリキュラムを進めました。結構ボリュームがあるので、全くの初学者にはヘビーな内容だと思います。
理想としては4月中にカリキュラムを全て終わらせたかったのですが、ギリギリまで仕事をしていたので勉強時間の確保が難しく、3つある課題の内、2つ目の途中までしか進めることができませんでした。

###1ヶ月目(2021年5月)〜カリキュラム学習〜
課題3につまずき多くの時間を取られました。4月中にある程度カリキュラムを進められていなかったら1ヶ月でクリアすることはできなかったと思います。
5月20日あたりでカリキュラムが終わったので、残りの時間は復習時間に当てたりRubyのチェリー本をやったりして過ごしました。
エンジニアの実態がまだよくわかっていなかったので、エンジニアに関する本も複数読み、自分がどんなエンジニアになりたいのか考える時間に当てていました。

###2ヶ月目(2021年6月)〜応用課題、チーム開発〜
応用課題は9個あり、課題1-3は必須、4以降は個人の力量でどこまで進めるか決めていきます。私は6個目まで行いました。
後半の方ではカリキュラムに載っていない内容を自分で調べて実装しなければならず、なかなか苦戦しました。

チーム開発は3-4人のグループに振り分けられ、チームでひとつのECサイトを作ります。
完全オンラインでの作業になるので、お互いがどんな作業をしているのか把握しにくい場面もありましたが、その分をコミュニケーションで補って無事に完成することができました。
誰がどこの実装を担当するかなどの割り振りも自分たちで決めながら進めていくので、自分がチームの中でどんなことをやりたいか(例えばレイアウトをやってみたい、管理者側を実装したいなど)をあらかじめ決めておくと、とても充実した学習期間になると思います。

また、翌月にポートフォリオ作成を控えているので、2ヶ月目までにどんな内容のものを作りたいかある程度固めておくことを強くおすすめします。ここである程度決まっていないと、翌月なかなか実装に入れなかったり、進めていくうちにやっぱり違うテーマにすればよかったなど後悔が残る可能性があります。特に後者の場合は、モチベーションの維持に大きく影響し、進捗状況に関わってくるので早め早めに動いていくことが重要です。

###3ヶ月目(2021年7月)〜ポートフォリオ作成〜
自身でテーマ設定をはじめ要件定義や設計から実装まで行い、成果物を作成します。
はやく実装に入りたいという気持ちから焦ってしまいがちですが、設計がとても重要です。
私は実装を進めていく中で設計部分に問題が出てしまい、なんども再検討・調整を重ねる形になりました。
3ヶ月目になると現役エンジニアのメンターさんに質問する機会が多くなり、実務についた後のイメージがついたこともかなり大きな刺激になりました。長い時だと2時間近くかけて一緒に問題を解決してくださり、本当にたくさん助けていただきました。

そんな紆余曲折を経て結果できたのが、「MY RECIPE」というサイトです。
「自分の作れるレシピを登録し、そのレシピの中から献立を立てる」というサイトを作成しました。
家族や友人に実際にサイトを使ってもらい、URLを入力するとそのままリンクできるように変更したり、サイト内の動線を工夫したりしました。

###4ヶ月目(2021年8月)〜コース選択(AI/クラウド)〜
AIコースかクラウドコースのどちらかを選択します。
私は発展的な内容よりも基本的なことを深めたい思いがあり、クラウドコースを選択しました。

基本的にはカリキュラムに沿って学習し、課題を3つ提出したら終了です。
クラウドコースの印象として、網羅している範囲がとにかく広く、限りなく広く浅くといった理解状況でした。
でも、自分が作ったポートフォリオの環境について理解が深まったり、インターネットの世界において避けては通れないセキュリティについて考えたりする機会が得られたのはとても良かったと思います。
カリキュラム自体は月半ばには終わったので、残りの期間はポートフォリオのブラッシュアップに当てたり、資格試験の勉強を進めたり、転職活動のための書類を作成したりして過ごしました。

##DMM WEBCAMPに通ってよかったこと
###①仲間ができたこと
デイリースクラム※、チーム開発などで受講生同士の交流が図れます。
いろいろなバックグラウンドを持った人たちが集まっており、年齢に関係なく、「エンジニア転職」という同じ目標のもとで一緒に切磋琢磨できる仲間ができるのはとても心強かったです。
職場での人間関係などとは違って利害関係がない中での関係構築だったので、こんなに気が楽なんだな…と感動さえ覚えました(笑)

※デイリースクラム:前日の進捗状況と、その日の目標を発表し進捗状況などを共有するショートカンファレンスのこと。

###②質問しやすい環境だったこと
対面でメンターさんに声を掛けるとなると、タイミングを見計ったり質問内容が意図通りに伝わるか不安だったり、結構勇気がいるのではないかな、と思います。
一方オンラインでの質問では、フォームに質問内容を入力して送信すると、メンターさんの方から連絡が来るのを待ち、準備ができたらzoomに入室しマンツーマンでやりとりをする形になるので、気軽に質問することができました。

###③キャリア形成を真剣に考えることができる
受講生ひとりにつきキャリアアドバイザーの方がマンツーマンでついてくれます。
自身が今後どんな人生を歩んでいきたいのか、そのためにはどんなキャリア形成をしていくのがよいか、細かく確認しながら一緒に整理してくださるので長期的にキャリアプランを考えることができます。ここまで細やかにキャリアについて考えられるのは、とても恵まれた環境だと思います。

ただ、スクールのカリキュラムやチーム開発と並行してキャリアに関する課題や転職活動の書類作成もこなさなければならず、結構大きな負荷がかかりました。こちらは、受講前に自分の中であらかじめ考えて固めておけると非常にスムーズに進むかと思います。

##DMM WEBCAMPに通って大変だったこと
###①自走力、自己管理能力が必須
いろんな方が書かれていますが、スクールにおんぶに抱っこ!ぜーんぶお任せします!というつもりで入学すると痛い目に合います(笑)
配布されたカリキュラムを自分で進捗管理しながら自力で進めていく必要があるからです。

また、カリキュラムをなんとなくはこなせていても、一度で100%完全に理解できているわけではないですよね。
その理解度や知識の定着具合を確認してくれる人はいませんし、他の受講生がどのように進めているかは自己申告でしか知ることができません。
つまり、自分の立ち位置を客観的に図る指標がほとんどないため、自分で目標を設定して頑張れる人でないと厳しいということです。

(実際に、入学当時120人弱いた同期の受講生は、最終的には90人くらいになっていました…)

いろいろな口コミサイトを確認し、上記を分かった上で覚悟を決めて受講した私ですが、
実際に受講してさらに必要な能力があると痛感させられたので以下に記載しておきます。

・カリキュラム以外の自主的な学習管理能力(与えられたことだけやっていては転職活動の評価が厳しい…)
・勉強時間の管理能力(最低限の勉強量の確保)
・勉強時間の質の管理能力(完全オンライン学習なのでだらだらやってしまいがち)
・生活環境の調整能力(睡眠、運動、食事、体調管理etc…)

などです。
実に様々な面で、自分で考えながらPDCAサイクルを回していく力が求められるなあ、と4ヶ月を通して感じましたし、これらがきちんとできている人はスクールでもしっかり実力をつけている印象でした。

###②質問時間に制限がある
3ヶ月目以降は、 平日のメンターさんへの質問時間が

13:00-22:00(最終受付21:30)

19:00-22:00(最終受付21:30)

と大幅に制限されます。
(土日は変わらず13:00-22:00(最終受付21:30)で質問が可能です)

特に平日は非常に混雑しており、対応待ちが30人近くということもありました。
21:30より前に質問を送っていても、対応待ちの人数が多いとその日のうちに対応してもらえないこともあります。
(その場合は翌日優先的に質問できるよう配慮はしてもらえます)

いつでも質問し放題という訳ではない、ということは覚えていた方がいいかもしれません。

###③メンターさんが指名できないこと
欲を言えばの話ですが、せめてポートフォリオ作成フェーズにおいては、メンターさんが指名できたらよかったな、と思いました。

例えば、ある部分で問題が起きてメンターAさんに質問し、助言を得てやってみたもののだめだった…と言った場合に、メンターAさんにもう一度助言を仰ぎたくても叶いません。
何も知らないメンターBさんにそれまでの状況説明とやったことを自分自身で説明するもうまく伝わらず、原因究明してもらうのが困難な場面が何度かありました。

もちろんいろんなメンターさんの意見を聞けるというメリットもありますし、相性の問題もあるのでなんとも言えないところはありますが、選択肢のひとつとして指名制度があってもいいのかな、と思います。

##最後に

万人にとってベストな選択というものはありません。
あくまで「自分が」なぜ転職したいのか、どんな人生を送りたいのか、その条件をかなえる手段は本当にエンジニアなのか。
「なんとなく」で決めるのではなく、後悔のない選択をするためにしっかり自問自答すること、自分なりに軸を定めることが何より大切だと4ヶ月の学習期間を通して感じました。

これから転職活動をするに当たり不安な点も多々ありますが、上記を自分の中で再確認しつつ、できるだけの準備をして臨みたいと思います。

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