この記事は何?
Xcode Help ドキュメントより、Use Source Control を要約
環境
- Xcode11 beta
- macOS Mojave 10.14.6
手順
ファイルをバックアップし、他のユーザーと共同作業し、リリースにタグを付けるには、ソース管理を使用します。
Step1: ローカルリポジトリを使う
新しいプロジェクトまたは既存プロジェクト用のローカルソース管理リポジトリを作成できます。
後で、プロジェクトを共有したり、複数のMacコンピュータからプロジェクトにアクセスしたりするには、リモートリポジトリを作成できます。
Step2: リモートリポジトリを作成する
「アカウント」環境設定で、以下のリモートリポジトリアカウントを追加できます。
- Bitbucket
- GitHub
- GitLab
新しいリモートリポジトリを作成したい場合は...
ローカルのソースコードリポジトリからリモートを作成してください。
既にリモートリポジトリが存在する場合は...
リモートリポジトリからプロジェクトを複製するか、既存リモートをローカルリポジトリに追加します。
Step3: 変更のプル、コミット、プッシュ
プロジェクトに変更を加えたら、ソースエディタで変更を確認するか、ファイルのリビジョンを比較します。
次に、変更をソースコードリポジトリにコミットします。
リモートリポジトリの場合は、コミットする前にリモートリポジトリから変更をプルし、コミットした後にその変更をプッシュします。
Step4:リポジトリとコミットを表示する
ソース管理ナビゲータで、リポジトリ内のブランチを選択し、履歴エディタでコミットを表示します。
ここでは他にも以下のアクションが可能です。
- コミットをフィルタリング
- 比較エディタでファイルを表示
- コミットの作成者に電子メールを送信
Step5:ブランチを管理してタグを使用する
リポジトリにブランチを作成すると、自分の変更を分離して他の人に影響を与えないようにできます。
後から、リポジトリ内で分岐したブランチをマージします。
ブランチでコミットをタグ付けして、後で簡単にチェックアウトすることもできます。
特に、アプリを配布する前はコミットにタグを付けてください。
また、Tagsフォルダにグループを作成してリリースを整理することもできます。
参考: ソース管理を構成する
要するに
ソースをバーション管理するには...
- まず、リポジトリを作る
- 後からリモート化もできる
リポジトリに変更をコミットするときは...
- コミットする前に、過去の変更をプル
- コミットした後に、新しい変更をプッシュ
複数人でソース管理する場合は...
- ブランチを作る
- ブランチは、後でマージする
- ブランチにタグをつけておくと、チェックアウトするときに目印になる
バージョン管理をはじめる方(自分)に
まずは、リモートではなくローカルで行うことから始めるといいでしょう。
GitHubやbitbucketなどのリモートは使わずに、Git単体で...
1. リポジトリ作成
2. 変更→コミット
3. ブランチ作成
4. チェックアウト→変更
5. マージ
を実践して、理解できたらリモートを作成してみる感じです。
XcodeはGUIでGitをサポートしているので、ターミナルから難しいコマンドを覚えたり入力する必要がありません。
意外とすんなりバージョン管理をはじめられる気がします。