はじめに
Pythonを勉強したいと思い、京都大学が無料公開している教科書で
勉強をすることにしました。
第10章の「Turtleで遊ぶ」の中で、
各個人の制作課題があったので、そこでの備忘録になります。
京都大学のPythonの教科書については以下を参照にしてください。
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/285599
ところどころ、Chat GPTも使用しています。
なお、OSはMacになります。
作るロゴについて
題材についてはYouTubeのロゴでいきます。
凝ったもの作っていると先に進まないと考えたので、簡易的なものにしました。
よく見るこれです。
ソースコード
import numpy as np
from turtle import *
###角が丸い長方形の計算については以下を参照
https://youta-blog.com/tkinter_rounded_rectangle/
###
# 初期化
screen = Screen()
# 赤の長方形
shape_coords = get_rounded_rectangle_coords((100, 100, 500, 600))
points = [(float(shape_coords[i]), float(shape_coords[i+1])) for i in range(0, len(shape_coords), 2)]
# 白の長方形
w_shape_coords = get_rounded_rectangle_coords((150, 150, 750, 750))
w_points = [(float(w_shape_coords[i]), float(w_shape_coords[i+1])) for i in range(0, len(w_shape_coords), 2)]
# 赤の長方形の中心点を計算
xs = [p[0] for p in points]
ys = [p[1] for p in points]
cx = (max(xs) + min(xs)) / 2
cy = (max(ys) + min(ys)) / 2
# 白の長方形の中心点を計算
w_xs = [p[0] for p in w_points]
w_ys = [p[1] for p in w_points]
w_cx = (max(w_xs) + min(w_xs)) / 2
w_cy = (max(w_ys) + min(w_ys)) / 2
# 中心を原点に合わせるよう座標を移動
adjusted_points = [(float(x - cx), float(y - cy)) for (x, y) in points]
w_adjusted_points = [(float(x - w_cx), float(y - w_cy)) for (x, y) in w_points]
# 形登録
getscreen().register_shape("rectangle", tuple(adjusted_points))
getscreen().register_shape("w_rectangle", tuple(w_adjusted_points))
print(getscreen().getshapes())
## 生成するタートルの形、輪郭の色、塗りつぶす色のリスト
shapes = ["w_rectangle", "rectangle", "triangle"]
colors = ["black", "red", "white"]
colors_fill = ["white", "red", "white"]
## タートルのリスト ttls タートルを生成、形と色を設定
ttls = []
for i in range(len(shapes)):
t = Turtle()
t.up()
print(type(shapes[i]), shapes[i])
t.shape(shapes[i])
t.color(colors[i], colors_fill[i])
t.goto(0, 0)
ttls.append(t)
# triangleを拡大
ttls[2].shapesize(4, 4, 4)
done()
つまづいたところ
1. 角が丸い長方形の作り方
YouTubeのロゴって、微妙に楕円というか、角が丸いんですよね。
（若干楕円形でもありますし…）
ここについては、logo.pyの中にある、URLのコードをとにかく参考にしました。
筆者は文系で数学知識が全くなかったので、分かりやすく解説してくださりとても感謝です。
【Tkinter】角丸長方形の作り方を解説！角の丸みも変更可能！
URL：https://youta-blog.com/tkinter_rounded_rectangle/
2. Tkinterとturtleの違い
参考にした記事は、「Tkinter(ティーケーインター)」を使用していたため、
turtleとの違いがありました。
他にも違いがあると思うのですが、超大雑把にまとめました。
| Thinker | turtle | |
|---|---|---|
| 座標 | 原点中心のポリゴン | 左上中心のポリゴン |
| 機能 | GUIアプリの作成に利用できるライブラリ | 描画機能を提供するモジュール |
| 用途 | GUIアプリの作成 | 図形やアニメーションの描画 |
座標のところを計算し直す必要があったそうです。
ここはChat GPTさまさまでした。
3. turtle.register_shape()について
ここが一番時間を食いました。
Pythonのドキュメントより
turtle.register_shape(name, shape=None)name が任意の文字列で shape が座標ペアのタプル: 対応する多角形を取り込みます。
screen.register_shape("triangle", ((5,-3), (0,5), (-5,-3)))
https://docs.python.org/ja/3.5/library/turtle.html#turtle.getscreen
座標ペアがタプルというところが重要みたいです。
また、turtleのregister_shape()は
普通のPythonのfloatかintのタプルのリストしか受け取れないみたいです。
np.float64と混ざっていました。
そのため、型変換が必要になります。
adjusted_points = [(x - cx, y - cy) for (x, y) in points]
# 省略
getscreen().register_shape("rectangle", adjusted_points)
adjusted_points = [(float(x - cx), float(y - cy)) for (x, y) in points]
# 省略
getscreen().register_shape("rectangle", tuple(adjusted_points))
完成したもの↑
さいごに
型のところは想像していたよりも制約がありました。
それ以外のところは教科書を読めばノリでいけました。
次回の第11章からはTkinterを使用するようなので、反省も踏まえた上で
勉強していきたいなと思います。
（AWSの記事も更新止まっているのでそろそろ書きたいなと思ってます…笑）