Cloud Scheduler からの HTTP リクエストのタイムアウトに対処する

Cloud Scheduler のジョブ実行でこんなエラーに遭遇したことはありませんか？

httpRequest: {
	status: 504
}
jsonPayload: {
	@type: "type.googleapis.com/google.cloud.scheduler.logging.AttemptFinished"
	debugInfo: "URL_TIMEOUT-TIMEOUT_WEB. Original HTTP response code number = 504"
	status: "DEADLINE_EXCEEDED"
	targetType: "HTTP"
	url: "https://hogehoge-fugafuga-an.a.run.app/"
}

Cloud Run Functions のタイムアウト時間は、（HTTP 関数で）最大 60 分です。

Cloud Functions（第 1 世代）の最大タイムアウト時間は 9 分（540 秒）です。

Cloud Functions（第 2 世代）の最大タイムアウト時間は、HTTP 関数の場合は 60 分（3,600 秒）、イベント ドリブン関数の場合は 9 分（540 秒）です。

だからと言って、Cloud Scheduler が HTTP リクエストの完了を最大で 60 分待ってくれるわけではないようです。

Cloud Scheduler の ジョブ試行のタイムアウト時間は、最大 30 分です。

HTTP ターゲットを使用するジョブの実行の最長時間（開始時刻から終了時刻まで）。この上限を超えるジョブはタイムアウト エラーで終了し、構成された再試行ポリシーに従って再試行されます。

つまり、冒頭のエラーは、HTTP リクエストが完了するまでの時間よりも、設定している Cloud Scheduler のジョブ試行のタイムアウト時間が短いことによるものです。

タイムアウトはデフォルトで 3 分になっており、HTTP リクエストの完了に時間がかかることが想定される場合はコンソールから変更することができます。
https://console.cloud.google.com/cloudscheduler/jobs/edit/asia-northeast1/[job-name]

下記を参考にさせていただきました。