- Markdownの準備
- Markdownの書き方
- 章番号の設定
- 画像の挿入
- [HTMLへの変換](# HTMLへの変換)
Markdownの準備
Markdownは、もともとプレーンテキストからHTMLを作成するために開発された軽量マークアップ言語で(Wikipedia談)、\TeX ライクなコードによって簡単に数式を入力することができる強みを持っています。この記事は入門として、体裁の整ったMarkdownファイルを誰でも作れるようになることを目指します。
必要なもの
Markdownはプレーンテキストで作成するので、メモ帳のようなエディタが必要です。メモ帳でも差し支えはありませんが、より高機能なVS Codeを利用します。
Markdownファイルの作成
Markdownは、特段インストールは不要です。次のようなファイルを新規作成してください。
hoge.md
hogeの部分はお好みの名前でOKです。拡張子のみmdにしてください。
VScodeの拡張機能のDL
MarkdownをVScodeで運用するにはMarkdown Preview Enhancedの拡張機能がオススメです。プレビューが見やすく、HTMLへの出力も便利になります。VScodeの一番左側のテトリス的なところから拡張機能をインストールしてください。
インストールし終わったら一旦VScodeを閉じてもう一度立ち上げましょう。これで準備完了です。
Markdownの書き方
1.2で作成した「hoge.md」のファイルを開きます。まずはサンプルとして以下をコピペしてみてください。
<div style="text-align: center;">
<span style="font-size: 300%; color: black; font-weight:bold;">
サンプルノート
</span>
</div>
# Section1
ハローワールド!これは三平方の定理$a^2 + b^2 = c^2$で発見車の名前をとって、ピタゴラスの定理とも呼ばれます。この指数部分を一般化したもの
$$\tag{1}
a^n + b^n = c^n ~~~~~n \in \mathbb{N}
$$
は上式ですが、$n\geq 3$ではこれを満たす自然数$(x,y,z)$は存在しないことが知られています。(**フェルマーの最終定理**)
<!--
ここはコメントアウトされます。
-->
また複数行の数式は**align環境**に入れます。LateXと異なり、align環境でも必ず数式モードにする必要があります。
$$
\begin{align*}
\frac{dL}{dT} &= C_{p1} - C_{p2} +\frac{L}{T} - L\frac{V_1\beta_1-V_2\beta_2}{V_1-V_2}\\
& \sim C_{p1} - C_{p2} + \frac{L}{T} - L\beta_2 \\
& = C_{p1} - C_{p2}
\end{align*}
$$
# Section2
## 2-1
### 2-1-1
まあ大体見てもらえればわかると思います。いじって試してみてください。うまく表示てきていない場合はプレビューの画面上にエラーメッセージとエラー箇所が表示されます。
コンパイルエラーが起こらない点が、Markdownの最も良いところです。
章番号の設定
章番号を自動でふることができます。次の記事を参考にしてみてください。
先程のhoge.mdでも以下のように章番号がつくはずです。
画像の挿入
画像の挿入はHTMLと同じように行います。
<div align="center">
<img src="./hogehoge.png" width=80%>
図1.hogehogeの画像
</div>
src="./hogehoge.png"の部分で画像ファイルの場所を指定します。画像が同じディレクトリにある場合は上と同じように指定すれば良いです。
HTMLへの変換
HTMLに変換するにはプレビュー上で右クリック->Open in Browserでいけます。
ブラウザで開いたのち、印刷するなりPDFに保存すればまるでLateXのように使えちゃいます。
ご苦労さまでした。