Rust

Visual Studio Code で Rust 開発を始めるには

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2018/01/09: この内容は古いので、こちらの記事を参照してください

Rust コンパイラーをインストールしたら、次はエディターの設定です。Emacs / Vim / Atom などなど、良いエディターはたくさんありますが、設定が簡単で、コード補完の能力も高く、GitHub の連携も良い Visual Studio Code の環境設定方法について解説します。


Visual Studio Code のインストール



  1. Visual Studio Code のサイトへアクセス

  2. インストーラーをダウンロード

  3. インストーラーを使ってインストール

大雑把ですが、これで Visual Studio Code 自体のインストールはできます。


Rusty Code

Visual Studio Code での Rust 開発には、Rusty Code というプラグインを利用するのが良いでしょう。このプラグインを入れると、次のことができるようになります。


  • コード補完

  • 定義へのジャンプ

  • シンボルへのジャンプ

  • コード整形

  • Lint

  • Cargo の実行

  • スニペット管理


インストール

次の 4 ステップでインストールできます。


  1. サイドバーの拡張機能メニューをクリック

  2. "Rusty Code" で検索

  3. インストールボタンを押す

  4. Visual Studio Code を再起動


補助プログラムのインストール

Rusty Code は、上述した機能を補助プログラムを利用して実現しています。

つまり racerrustfmtrustsym といったプログラムをインストールしないと、Rusty Code の機能は利用できません。

しかし、インストールは簡単です。ステータスバーに表示されている "Rust Tools Missing" をクリックすると、インストールを確認するダイアログが表示されます。

ステータスバーに表示された Rust Tools Missing

このダイアログの "Install" ボタンを押すことで、racerrustfmtrustsym と、これらが利用するライブラリを Cargo を使ってインストールします。

補助プログラムのインストールを確認するダイアログ


Rust ソースコードのインストール

補助プログラムの 1 つである、racer は、標準ライブラリーの補完のために、Rust のソースコードを参照します。ライブラリー関数

の補完のためにも、ソースコードをダウンロードして展開しておきましょう。

Rust のサイト からダウンロードし、手動で展開しても良いのですが、rustup がインストールされている環境なら、もっと簡単にダウンロードできます。

% rustup component add rust-src

上記のコマンドを実行するだけで、現在利用しているリリースチャンネルのソースコードがダウンロードされて、~/.multirust/toolchanes/[利用しているツールチェーン]/lib/rustlib/rust/src に展開されます。

macOS の場合は ~/.multirust/toolchains/stable-x86_64-apple-darwin/lib/rustlib/src/rust に展開されています。


設定ファイルの記述

補助プログラムのインストール場所と、Rust のソースコードを展開場所を設定ファイルに記述します。設定ファイルは ~/.vscode/settings.json を直接開くか、メニューの「Code」→「基本設定」→「ユーザ設定」で設定ファイルを表示できます。

設定ファイルには、次の項目を追記します。なお、パスはフルパスで記述します。

"rust.racerPath": "/[ホームディレクトリ]/.cargo/bin/racer",

"rust.rustfmtPath": "/[ホームディレクトリ]/.cargo/bin/rustfmt",
"rust.rustLangSrcPath": "/[ホームディレクトリ]/.rustup/toolchains/[ターゲットアーキテクチャ]/lib/rustlib/src/rust/src/",
"rust.cargoPath": "/[ホームディレクトリ]/.cargo/bin/cargo"


動作確認

Hello World などを記述して、コードが補完されれば OK です。


Have fun!

自動補完があると、ずいぶんとコーディングが捗ります。racerrustfmtrustsym は、単体でも動作するプログラムで、Emacs や Vim からも利用できます。これらのエディタをお使いの方も、頑張れば同様の環境を作れます。

とはいえ、もろもろ試してみた結果、Visual Studio Code で設定するのが一番楽だったと私は感じています。

「Rust 始めてみたいんだけどなー。特にエディターとかこだわりないしー」

という方は、ぜひ Visual Studio Code を使って環境設定してみてはいかがでしょうか。

楽しい Rust ライフを!