1. ALB (Application Load Balancer)
種類:L7リバースプロキシ
サポートプロトコル:HTTP、HTTPS(レイヤー7)
セキュリティグループ:設定あり
SSL Termination:HTTPS Termination
ユースケース:柔軟なアプリケーション管理とHTTPS Terminationが必要な場合
特徴
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同一のインスタンスで複数ポートに負荷分散
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IPアドレスをターゲットに設定
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リクエストの内容に基づいてリクエストをサービスにルーティング可能(コンテントベースルーティング)
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ネイティブHTTP/2対応
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HTTP/HTTPSリクエストを処理するLambda関数の呼び出しをサポート
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削除保護機能
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AWS WAFを使用したウェブアプリケーション保護
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コンテナ化されたアプリケーションのサポート
2. NLB (Network Load Balancer)
種類:L4 NATロードバランサー
サポートプロトコル:TCP、TLS(レイヤー4/5)
セキュリティグループ:設定なし
SSL Termination:TLS Termination
ユースケース:高度なパフォーマンスと静的IPが必要な場合
特徴
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固定IPアドレスを設定可能
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大規模アクセスが予測される際に暖機申請が不要
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低レイテンシー・高スループットを維持しながら秒間数百万リクエストの処理が可能
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CloudWatchによるメトリクスレポート
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CloudTrailによるAPIコールの追跡
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ターゲットのインスタンス側でインターネット側のアクセス元を許可する必要がある
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トラフィックの宛先のIPアドレスをターゲットのIPアドレスに書き換えて転送するため、応答のトラフィックはロードバランサーを経由せずにターゲットから直接クライアントに送信される
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ターゲットの中で正常に動作しているものがない場合や、指定されたゾーンのNLBノードで異常が発生している場合、トラフィックはRoute 53によって他のAZのロードバランサーノードに転送される(DNSフェイルオーバー)
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NLBが応答しない場合、Route 53との統合により、使用できないロードバランサーのIPアドレスはサービスから削除され、トラフィックが別のリージョンのNLBに転送される
3. CLB (Classic Load Balancer)
種類:L4/L7リバースプロキシ
サポートプロトコル:HTTP、HTTPS(レイヤー7)、TCP、SSL(レイヤー4/5)
セキュリティグループ:設定あり
SSL Termination:SSL Termination
ユースケース:アプリケーションがEC2 Classicネットワーク(VPCの以前のネットワーク)内に構築されている場合
特徴
- EC2-Classicネットワーク内に構築されたアプリケーションが対象